昨晩のNY株式市場は今年最大の下落幅を記録しました。
先週の雇用統計の結果からアメリカ景気回復への懸念が出てきている、
ということもあるでしょうけれど、どうやら欧州が再び蒸し返され始めたようです。
スペイン国債利回りは再び6%近くまで急騰。
イタリア株も5%弱下落となり、これが米株にも波及、
業績相場入り前に手痛い下落となっていますねー。
お陰で私のダウSは全てプラスになってます。
今夜は戻り局面のようですが、戻ったら更に売る!!
FOMCは怖いですけれどね、追加緩和策が出されれば
一度大きく買われて戻っちゃうかもしれませんが、
それにしても13500を超えるような強さはもうないと思っています。
ドル円も80円大台を守れるかどうか、というような相場になっています。
割るでしょ、きっと。
私はドル円は大底入れた、という見方にはずっと懐疑的。
(んーーさすがに大底は入れたのかな。。。とも思ったりもするのだけれど)
でも、再度78円くらいはあるんじゃないか、と。
その根拠はダウが崩落、大きなリスク回避相場がやってくれば
日銀の追加緩和に踊った短期筋が円を買い戻すだろう、と言うことくらいですが。
その際に日米、そして最近またリスクが懸念され始めた欧州が
何らかの緩和策を発表する、というのが怖いんだけど・・・・
それだって毎年毎年同じようなことを繰り返しているでしょ、もうステロイド慣れ。
あっという間にマーケットはそれを織り込み、さらなる薬を欲しがるでしょう。
ダウは最高値が14267ドルです。
なーーーんにも問題がなくて、世界が好景気に湧いていた2007年です。
サブプライムもリーマンショックもない。
その絶好調の株価に近いんですよ、13000ドルって。
その時と今と比較して同じ水準まで株が並ぶってオカシイでしょ。
「いらいらするほどに雇用環境はよくない」んですよ。(バーナンキ発言)
当時の147ドルってやりすぎな原油価格に迫る100ドル台なんですよ、原油。
このバランスで株が買継続なわけがない、と思って長いことダウを売って
急落を待っているのですが、そろそろじゃないかなぁ・・・・。
となれば為替市場もリスク回避でドル円は再び円高です。
ユーロドルも1.3000ドル割れ、クロス円も下落です。
そろそろGWでしょ、ほらタイミング的にも・・・。
って今夜はポジショントークしすぎだわ(^^ゞ
そういうリスク回避相場がやってくれば、コモディティも一時的には大きく
売られるでしょうけれど、恐らく真っ先に立ち直るのが金相場。
そうはいっても過剰流動性マネーの受け皿、行き場が必要です。
リーマンのあとも、ギリシャのあともそうっだったように、
今、株式に資金を奪われて冴えない金が輝きを取り戻す日も近いと
思っているのですが、さてどうでしょう。
というような話を来週20日の金曜日のYMTVでやります!!
「池水雄一の貴金属マーケット展望」という新番組がスタートするのですが、
初回は我らがキャプテン大倉孝さんとのトークバトル形式。
池水雄一氏VS大倉孝氏 ・・・・って凄いことになりそうヽ(゚Д゚;)
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初回はオープンコンテンツです。どなたでもご視聴できますので
皆さん絶対チェックしてくださいねー。
ドル円の行方、ユーロの行方、金はここから投資していいのか、、、、
何故金に注目なのか、、、ひっくるめて聞いちゃいます!
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