週明け月曜日、ドル円相場は80.30円を割り込む瞬間が見られるまで売り込まれ、
このところの下落トレンドの安値を更新しています。
下落トレンド、、、と呼ぶとまだ調整に過ぎない、という反論も飛んでくるかな。
80.10円前後が半値押し水準なので、この上に位置しているならば、、、。
先週末金曜、NY連銀総裁がいい数字が出ると発言して期待が高まっていた中国のGDPが
予想より悪かったことで、株やコモディティなど、いろいろと下げちゃったわけですが、
そういう弱い流れをズルズル引きずったということでしょうか?
昼過ぎのドル円、クロス円の急落は
オセアニアの一部銀行が売っただのストップが引っ掛けられただのと
後付けの解説がなされたものの、これと言う理由はなく、なんとなく上を試すより
下向きに圧力がかかりはじめたムードですよね。
そうそう、それとスペイン中銀が、スペイン銀行のECBからの3月借り入れ額が
2276億ユーロと過去最大に達したことを発表しており、
スペイン国債CDSのスプレッドも過去最大まで拡大したりなんかしていますので、
欧州からの火種もマーケットのセンチメントを悪化させているようです。
今夜の株式も乱高下です。
米3月小売売上高が市場予想を上回ったことで、一時株が急伸したのですが続かず。
ナスダック市場でアップルやグーグル株が売られており、今夜は特に
ナスダック市場の値下がりが気になるところ。
米アップル株が600ドル割れ、日中取引でほぼ6カ月ぶり大幅安
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M2KW9W6S972I01.html
http://www.bloomberg.co.jp/apps/cbuilder?T=jp09_&ticker1=AAPL%3AUS
これまでアップルが一人で支えてきたようなナスダック指数、アップルが天井ウチしたら
どうなってしまうのか・・・。巷ではSNS大手、Facebookの上場までで相場は終わりだ、
という指摘もあります。Facebookの上場は5月とされていますが、もはや昨今の株式市場は
チキンレース、早く逃げたものの勝ち!ということであれば、
それをまたずに下げる可能性もあるんじゃないか、と思っていますが、
よく天井ウチの時に出現する鋭角的な、まるで噴火したかのような陽線をつけての終焉、
というシナリオもないわけではないので、
それまでは売り参入は危険という気もしないでもない・・・・。
でも買い持ちは早々に手仕舞ってもいいわよね。そんなせめぎ合いのような気がします。
来週25日のFOMC,27日の日銀の金融政策決定会合まで、あまり大きな材料がないのですが、
17日の豪の4月3日開催分の政策会合の議事録が出てきます。
来月5月の利下げの思惑が高まる内容なら豪ドルは一段安の可能性ありか?
と思っていますが、ポジションを取る気にはならないな。。。
17日はドラギECB総裁の演説がありますが、昨今のスペインリスクは?
どうやら5月にもムーディーズが欧州の銀行の格付け見直しを行うようです。
5月リスクは結構出て来ましたよ。先ほどのFacebook上場もそうですが
5/6はギリシャやフランスの選挙も・・・・。
フランスは22日が大統領選挙第1回投票です。
一応業績相場に入ってますので決算スケジュールを。
17日ゴールドマン、USバンコープ、コカコーラ、ヤフー、IBM、インテル
18日アメックス、イーベイ、ハリバートン、テキサス・インスツルメンツ
19日バンカメ、モルガン・スタンレー、トラベラーズ、ベライゾン、マイクロソフト
20日GE、マクドナルド、アップルなどなど
今週がヤマでしょうか。
金融相場から業績相場へ、などと春先には期待されていましたが、
どうも頭重い相場、いい数字がでても反応薄で、悪かったら大きく売られる、
って粗相場になりそうな予感がしますが、これってやぱりポジションットークでしょうか・・・。
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