4/6イースターで東京以外が休場となった金曜日、
アメリカの3月度雇用統計が発表されました。
久しぶりのネガティブサプライズです。
NFP非農業部門雇用者数は当初予想のプラス20万人増がわずか12万人増に留まり、
FRBによるQE3への期待感が再び浮上するといった見方が出てきました。
ホント、マーケットって移り気よね。
先週金曜の日経新聞には
「金相場下げ基調 米緩和観測後退でマネー流出」なんて記事が
掲載されていたんだから。緩和観測後退ですってよ。先週金曜夜までは。
でも、金曜のラジオNIKKEIの番組では
金融貴金属アナリストの亀井幸一郎さんが
またすぐに追加緩和観測が出てきますよ、全てはセンチメントに過ぎないのだから。
と解説されていました。
「大統領選挙と金融・貴金属マーケット」
亀井さんのおっしゃる通りでした。
ドル下落、米雇用統計受け追加緩和観測高まる=NY市場
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE83505Y20120406
米FRB、4月FOMCでQE3示唆も=PIMCOグロース氏
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTJE82P00U20120326
すでに追加緩和観測が出てきているようですね。
でも本当にQE3なんか出来るんでしょうか。
アメリカのガソリン価格は1ガロン4ドルに迫っています。
4ドル超えとなれば景気失速に繋がるとされており、これ以上のエネルギー価格の
高騰は避けたいところ。緩和となればコモディティ市場にも資金流入となってしまいます。
そうならないような緩和策を取るというならわかりますが・・・。
雇用統計の数字を受けて 先週末はドル安となりましたが
株も債券市場もイースターの休場だったため、本格的に織り込むのは
今週からとなりますね。今週、欧米勢がこの結果をどう受け止めるのか。
その前に日本市場が始まるのですが、まあ、先ず日経平均は売られるんでしょう。
ドル円がGD(ギャップダウン=窓を開けて下落)しないことを願いますが、
リスク回避相場が極まってくれば「追加緩和期待」が下値を支え始めるでしょうから、
どうにも難しい相場となりそうな予感。
緩和が決まれば再度買われますものね。期待が浮上するということは
あまり下げないかもしれないということです。
QE3を巡っては4月24~25日のFOMCが焦点となってきますが、
せっかくドル円相場において円安転換したところです。
日銀、今週の金融政策決定会合で何もしない、ということがあるでしょうか?
6日、雇用統計発表の日、日銀白川総裁と野田首相が会談していた、というのも
一部の関係者に「日銀が追加緩和を実施するのでは」という観測をもたらしているようです。
この見方にしたって、ついこの直前まで
「日銀のやる気に疑問・・・・日銀は追加緩和をしないのでは」という見方が
大勢だったわけですから、市場のムード(センチメント)なんてあっという間に
コロッと変わるものなんだ、という認識を持っていないとやられちゃいますね。
しかし、今回の雇用統計はちょっとわかりにくかったため、
発表の前に私、全てのポジションを切っちゃってたんですーーーー(;´Д`)
豪ドル円のSだけは保有して挑むつもり、、、って前回のブログに書きましたが、
ちょっと怖くなっちゃったの。
そしてら、下げてるじゃなーーーい。ヽ(゚Д゚;)ノ!!
くやしーーー。
ほっとけば良かった・・・。(≧ε≦)ゝ プー
雇用統計の急落を取りそこねましたが、
まあ、怪我したわけじゃないんだからヨシとしましょう・・・・でも残念 (´・c_・`)
今週以降も、日米の追加緩和を巡って相場は振り回されそうです。
今のところ次の一手は週明けのマーケット、欧米勢の動きを見てから考えることにします。
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