週明けユーロドルがギャップUP(窓を開けて高く寄る)してスタートしたので
今週は先週までのリスク回避の流れの修正が来るサイクルかな?
とも思われたのですが、
ドンドコ上がる風でもなく結局寄り付きの値段より下げています・・・。
そういえば今日は米国市場メモリアルデーでお休みなのね。
じゃあ今夜は動かないか。
週明けギャップUPしてスタートしたのは
ギリシャで実26日発表された最新の世論調査の結果で
緊縮財政策を掲げる新民主主義党(ND)が支持をわずかに拡大、
政権樹立に必要な定数確保が可能な水準となったことが好感された模様。
反緊縮の急進左派連合(SYRIZA)を0.5―5.7%ポイントリードしているようですが
これだけの材料じゃそりゃ弱いわな。
だってギリシャ国民の民意ってコロコロ変わるってイメージだし・・・。
結局スペインとドイツ10年物国債の利回りスプレッドがユーロ導入以来最大に拡大したと
伝わったことが嫌気されユーロ失速、レンジに叩き戻されています。
ネガティブ材料には素直に反応する地合いですね。
スペインが焦点になってくるとユーロは更なる下落を見るんじゃないかしら。
スペイン全体のGDPの5分の1を占めるスペインのカタルーニャ州が
中央政府への支援を要請しました。
ここ、オリンピックがあったバルセロナが州都で、
スペインで最も裕福だとされている州なんだそうです。
財政赤字に加え、
目先130億ユーロ超の債務借り換えを手当てする必要があるのだそうですが、
市場からの借り入れはほぼ不可能な状態なんですって。
今夜はNY市場がお休みで比較的静かな値動きですが、
これ、今市場に織り込まれているかな?
そんなこんなでいよいよECBが更なる緩和策に出るんじゃないかって予想が
広がってきているんですね。欧州系銀行の資金繰りを支援するために、
3回目のLTRO(3年物資金供給オペ)を実施するとの予測が大半。
加えて利下げの予想もある。
ECB追加緩和となれば素直にユーロは売らなくては。
でもねぇ・・・5月22日時点のIMM通貨先物の取組をみると、
ユーロの売り越しは前週の17万3869枚から19万5361枚に増加し、過去最高を更新。
未踏の領域に入っていますが、これが巻き返されるとユーロが急伸する、との恐怖から
売りからはなかなか入れない相場となっています。
ちょっとでもいい材料が出ればポーンと跳ねそうなんですけれど、、、。
しかし売りは積み上がっているというよりも売り回転が効いている状態なので
巻き返されることなくずるずる下がっていくんじゃないか、という見方もあったりします。
今週は欧州の問題からも目が離せませんけど
アメリカの雇用統計というビッグイベントも控えています。
現在のところNFP+15万くらいの予想らしいですけれど、
これは日に日に修正されていくでしょう。まだ予想を組み立てるにはちょっと早い。
週末金曜に向けてADP雇用統計や新規失業保険申請件数などの指標を見極めて
マーケットがどちらにバイアスをかけて動き出すかを見ないとワカラナイわ。
今日の高値付近でユーロを売れたら良かったんだけどちょっと躊躇してしまった。
でも更なるリスク時に備えてユーロショートは持っておきたいんだよね。
明日辺り高いとこがあったら売ってみようかな、と思ってます。
そうそう、豪ドルが今日ちょっと買われる局面があったんだけど
格付け会社フィッチが「一段の豪準備銀行(RBA)の利下げは保証されていない」と
いう見解を示したとか。アテになりませんね。豪ドルも売り!
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