ウォール街には「Sell in May and go away」という格言がありますが、
今年も格言通りになるんでしょうか。
GW 挟んでマーケットの景色がちょっと変わりましたね。
先週末の米雇用統計・そしてフランスの大統領選挙、ギリシャ選挙と
予想はしていたものの、案の定という結果にマーケットは少しばかり
反応しています。ダウ、日経などの株安。ドル円80円割れクロス円下落に
ユーロドル一時1.300ドル割れとなっています。
東京時間の午前に下げ止まりジリジリともどってきていますので
この流れが継続するかどうかまだ見極めがつきませんが。
先週日経平均を9400円台でショートしたのですが、こちらは今日9100円台で
利食いました。ダウ平均はほとんどが13000ドル台でのコストで売ってますので
現在利益ですが、もうちょっと粘りたいの・・・・。
もっと大きな下落が待っていると思って長く持っています。
だから、意外に控えめな下落にちょっと不満だったりもしてるとこ。
それと一般ニュースとマーケット関係者の認識の温度差なんかも気になりました。
今日のTVのニュース、サルコジ氏が敗北で緊縮財政路線に陰りという見方から
ユーロが売られ、株が売られたって解説がほとんど。
雇用統計悪化で先週の米株が大幅安だったことなど、どこの局も触れてなかったような・・・。
フランスの選挙の結果受けて下落って、間違いではないものの正確ではないよね。
TVのニュースだけ見てるとここから全力でユーロ売りする個人が出てきそうで心配。
またテクニカル的には1.300割れたら売りってのが教科書的手法になるけど、
今朝1.300割れたとこで追随売りしていたらかなり踏み上げられています。
実際の値動きって、例えばユーロドルの1.300ドル割れを割り込んでも一度戻って、
再度下げた時が本当の下落になる、なんてパターンになることが多かったりします。
ドル円80円なんかもそんなイメージ。。。
節目を割り込んだら加速して下落する、というのが必ずしも正解ではないことを再認識。
特にユーロはレンジに戻っていく通貨だよね。トレンドが出来にくいです。
さてここから。
ダウSはまだまだ放置として、このところ為替のトレードが滞ってます。
わかりにくいんだよなぁ・・・。
ドル円が完全な大底打ったという見方にはずっと懐疑的で
再度75円に迫る下落があるとは思っていますが、この一連のイベントこなしても
せいぜい80円割れまでか。意外に下値も固いですね。
オージーは弱いと踏んでいたものの、再下落には乗れず。
再度売るにしても、ちょっと戻りを待ちたい格好です。
ダウがそこそこ戻りそうなので(13000ドル、もう1回回復するかな?)
それまでは売られた通貨も一緒に戻りそう。そこでまたオージーは売り。
キウイも売りだな。今年はドラスティックに、ではなくジワジワ下落がくるパターンかも。
と相変わらずポジショントーク前回でバイアスかかりまくりですが、
だってね、WTI原油が100ドルを割り込んでるんですよ。このGW挟んで。
コモディティのインデックス、CRB指数も反転の兆しがあったのですが、
再下落で下落トレンドに逆戻り。
コモディティ市場が先に下げて、株価がそれに着いて行く・・・という流れ、
去年もあったんですよ、覚えてます?!
6月のQE2終了を前に5月にCRB指数が天井打ち、株も一度は下げるも
再上昇するというトリッキーな動きがあったのですが、CRB指数に遅れること
2ヶ月、株価は7月に天井打ちで雪崩を起こしたのでした。
今年のCRB指数は2月天井なので株価は相当粘っている印象ですが、
リスクを感じると流動性が低いマーケットから資金が逃げていくわけで
今はその資金をも米株市場が引き受けちゃっているみたい・・・・。
でもCRB指数の再下落、原油の大幅下落という動きが
何かを暗示しているかもしれない、そういう目で今後をウォッチしていきたいと思います。
原油安☞ ガソリン安☞ 景気再浮上・・・・なんてシナリオがないわけではありませんが。。。
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