2012年6月22日金曜日


昨晩21日木曜は今後の景色を大きく変えてしまうかもしれない、
という予感をさせる大きな動き。

①堅調地合いだった米株が大幅下落 12573▲250
②堅調に上昇トレンド形成していたオージードルの急落 1.00273まで 170pips近い下げ
③底入れ反騰したかに見えていたユーロドルの急落 1.2554まで 170pips近い下げ
④レンジだったドル円が上放れ円安上昇開始 80円台へ (チャートがミニ逆三尊に見える?)
⑤商品総崩れ 原油80ドル割れ 金1600ドル割れ

昨晩の主なニュースは

■スペインの銀行のストレステスト発表、最大620億ユーロ(約6兆2500億円)の資本増強が必要。
■ゴールドマン・サックスのアナリストがS&P500種の売りを推奨。
■格付け会社ムーディーズ、シティやモルガン、バークレイズ、クレディ・スイスなど
世界(欧州、米国、英国、カナダ)の主要 15金融機関の長期債務格付けを引き下げを発表。
■小沢民主党元代表、党の離党と新党結成の可能性を示唆。

①の株価下落は恐らくムーディズ格下げとゴールドマンの米株売り推奨のせいかと思いますが、
それでもまだチャートを見るとボリンジャーの中心線でピタリと下げ止まっています。
下落に転換、と見るにはもう1回陰線がつかないと確信が持てない状況です。。。
ただ、13283ドルの天井からはキレイな61.8%戻し完成なので、ここで止まるというのは
合理的なレベルだった、と見ることもできてもしかするとこのまま下げ転換かも、、
という気持ちでいます。

②オージードルも同じような見方です。直近高値から半値戻し達成で頭打ちで急落しました。
ただ、やはりボリンジャー中心線が下値サポートで下げ止まり、ここからどちらなのか、
この中心線を支えられるか下回るかを見極めたい。

③ユーロドルはスケールの大きなショートカバーが継続するかに思えたのですが、、、
昨日の急落でボリンジャーの中心線を下回り、フィボナッチの32.8%を超えられない。
あまり強気継続は出来ないチャートです。昨晩スペインのストレステスト自体は反応薄でしたが、
まだまだ欧州問題がユーロの売り材料としていくらでも飛び出すリスクがあるわよね。
EU財務相会合はどうなってんのかな。スペイン支援問題などを協議しているようですが、
これで少し前向きな材料が出れば一度モーレツ再上昇と、チョッピーな動きとなりそう。

④ドル円と日経平均の直近の形がよく似ています。ミニ逆三尊ぽい。
なんだか強そうなんですよ。
世界は揺れているのですがあまりに特殊な環境に追いやられていた
日本だけが違う動きをするかも。
にわかに弾みがついたドル円円安スタートは消費税増税問題で
政治がゴタゴタやっているのが投機筋の円売り材料だからだ、
と指摘する声も一部あるのですが、もしそうだとしたら日本株は売りですよね。
円安、株高のいいサイクルでのトレンドができそうだけど、
米株が急落すればやっぱりダメなのかな。

⑤6/9CRBインデックスが 266.99で上昇転換したかに見えたのですが・・・。
再下落して現在この安値に迫っているのですが、
前回安値を守れないなら崩落となるイメージ。
商品が弱いということは、恐らく中央銀行からの緩和はないわけで
これは株式にも影響するだろうと思われます。となると、豪ドルも今日また下げて
テクニカル悪化を招くことになるやもしれません。
もし、商品が支えられるとするなら、各国中銀からの緩和、あるいは資金供給などの
材料が出てくるはずで。。。


やはり、昨晩大きかったのはムーディーズによる大手銀行の格下げで、
これは該当金融機関の資金調達にも影響を与える可能性に繋がります。
資金調達能力の低下は、貸出の減少につながりますのでますます景気にはネガティブ。
ドルキャリーなどのリスクオン傾向が後退するでしょうから、
緊張が続けばドル高で見ておいたほうがいいかな。
つまり、再びユーロ安、オージー安・・・?

資金繰りが厳しくなれば中銀からの資金供給などの大型救済策が取られると
思うのですが、そうなればドル安ですね。

来週がアストロロジー的に最重要ポイントになってくるため、
前後3営業日づつを意識するなら昨日、今日あたりから要注意日なんですよね。
昨日の初動の動きに付け!という単純な動きになるだろうか?
まだ悩んでます。

素直にダウ売っちゃえば良かったのかな??

とかなんとか悩みつつ、ドル円につれてユーロ円もあがるだろう、と
ユーロ円をロング。100.82コスト。
これは全力ポジションではなく、なんとなくポジションです。
あれ?私ポジポジ病??

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