完敗です・・・。
やはり自信たっぷりにいろいろ手をだす時ってダメなのね。
何度も経験していたこのパターンにまた陥ってしまった・・・。
ユーロドル、オージー円、ユーロオージーと週初に
まだ下げる!とやる気満々で売りましたが、
昨日(水曜)の ノボトニーさんのESMに銀行免許を与える構想がある発言で
微妙になってきて、今日(木曜)のドラギさんの発言でどっかーん損切りです。
昨日の高値レベルが損切りポイントでした。
どのくらいやられたかは聞かないで下さい(T-T)
今日木曜、ECBのドラギ総裁がロンドンでの講演で
「ECBは、ユーロを守るためにあらゆる手段を講じる用意がある。
私を信じてほしい」と述べ、3月以降中断していた市場での国債購入を
再開する考えを強く示唆しました。
これを受けてスペイン国債を買い戻す動きが加速、
前日には7.7%もの利回りをつけたスペインの10年物国債は
6.9%台に低下、7%を割り込みました。
米株も200ドルもの上昇、(まだヤル気なのか・・・)
ユーロドルも1.23ドルですって?!火曜は1.20割るか?って下落だったのに。
ユーロ円も96円台へ、オージー円も上昇(当たり前ですねリスクオンになったんだから)
金も原油も総じて上昇となっています。
あ、昨日WSJとNew York Times紙に
FRBが「必要な方策をすべて行う。QE3の具体的な示唆」と
いうような記事が出たようで、昨晩はこれで米株も高かったのよね。
にわかにQE3が現実味を増してきているようです。
9月という見方が大方ですが、気の早い向きは8/1にもやるんじゃないか、って
予想しているみたい。んーなんでまたこの時期にこんな記事が出るんだろ。
それもあって、総じてマーケットが息を吹き返しているようです。
アメリカと、欧州から好材料が同時に出てきたわけです。
ん?好材料っていうか、緩和策、救済策への期待というだけなので
好材料ってほどでもないな。
マーケットがあまりに弱気に偏りすぎていたため、買い戻しが
壮大に入っているということでしょう。
それとノボトニーさんのESMの銀行免許発言ですが、
昨日の時点では決まったことではないし、
実現性は低いと見ていたのですが、その判断は早計だったみたい。
ノボトニー総裁ってこれまでも、ECB の金融政策の重要な一手を
予告してきたキー・パーソンなんですって。
例えば昨年9月の理事会にてLTROを提案していた、とか
(12 月に実施されました)
今年6 月の講演では「ECB には利下げを行う用意があり、
中銀預金金利をゼロに引き下げることもあり得る」と述べていたとか、
(7月にどちらも実施されましたね)
ECBが打つ手を予告してきたという経緯があるんです。
ということは・・・。
と市場が前のめりに期待しているのもわからないでもない。
しかしねぇ。
メルケルさんも夏休みでドイツ側から何にも発言が出てこないのを
いいことに、いろいろやったるで!という発言が飛び出していますが、
実現性はいかほどでしょうか。
こうなってくると、安易にユーロは売れないですね。
ひょっとしたら押し目買いに転換したかもしれないです・・・。
メルケルさんが休んでる間、さらにリッピサービスが相次いで
もっとユーロが戻っちゃう可能性も?!
さすが水星の逆行期です。
思わぬことが起こります。
ただ、これ、根本的な解決でもなんでもないので
スケールの大きいショートカバーの後には
また力尽きて下がるでしょう。それまで待てないので
一旦買い戦略で行くかもしれません。
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