ユーロは初動上げるかに見せて急落、
ところが∨字反騰で結局行ってこい水準。。。
9月ECB理事会。
南欧国債の買い入れ再開で大筋合意です。
これをアウトライト・マネタリー・トランザクション(OMT)と
呼ぶのだそうです。
資金繰り難に陥った国がESM:欧州安定メカニズムに支援を要請することを条件に、
ECBは償還期間が1~3年の国債を買い入れるもの。
購入金額は無制限、不胎化しながら買うというものです。
(不胎化=インフレにならないように供給量を調節すること)
これは事前にリークされた(漏れた?!)内容と同じ。
こういう場合、期待で買って事実で売り、になりやすいんですよね。
期待を超える内容ではないということ。
発表直後一旦ユーロは大きく売られました。
ユーロドルは1.26ドルを割り込んでいます。
ただ、ADPの結果受けてQE3観測後退からでしょうか、ドル円で
円安ドル高が大きく進行しており、クロス円がこれに連れる動きとなったことで
ユーロ円では下落は小さく、ほぼ順調にユーロ買いとなりました。
意外にADPも相場を動かした印象です。
(8月ADP雇用統計、+20.1万人ですって?!
こりゃまたビックリですね。)
ECB発表の後、スペインの10年物国債利回りは
前日に比べ0.4%低い6.1%と、3カ月ぶりの低水準となり。
目先の危機が遠ざかったように見えます。
だからなのでしょうか。
スペインのラホイ首相は
国債購入プログラムを利用するかどうかについて、
態度を表明することを見合わせています。
ラホイ首相はマドリードでメルケル首相と会談後に
共同記者会見を行ったのですが、
「伝えるべき新しい内容があればその時に伝える」とし、
「現時点ではまだ、ECBの介入に関するドラギ総裁の決定について
目を通す時間もない」と述べた。
ほぼ同時にフランクフルトでは、ドラギECB総裁が
国債購入についての同中銀の決定を発表しています。
単純に時間がなかったからなのか、あるいは利回りが落ち着いて
いるようだから、態度を保留したのか。。。
ECBは国債買い入れを決めましたが、これを実行するには、
まず政府がユーロ圏に財政支援を要請する必要があります。
ECBは「厳しく効果的な条件」を支援国に求めるとしており、
一段の緊縮財政などを強いられることが、スペインは嫌なんじゃないか、
ってな話もあって、ちょっと決断を伸ばしちゃう可能性があるワケ。
現時点ではスペインが実際に支援要請に踏み切るかどうかは不透明。
ただ、このまま乗りきれるはずもなくどこかのタイミングでは
支援要請、国債買い入れとなるんでしょうけれどね。
「14日のユーロ圏財務相会合で支援を求める可能性が高い」との
見方もあるようです。
しかし、そもそもの話として、
対象国がESMに支援を要請することを買い入れの条件となっていますが
その肝心のESMは12日にドイツ憲法裁判所が合憲かどうかを審査する
ことになっています。
現在は違憲になる訳ないよね~ってムードで
市場は合憲判断を織り込む流れで動いていますが、
これが12日が近づいてきたら、またムードは変わるかもしれません。
そして今日のトレード。
午後にユーロは上がるだろうと思っているのに買えてないことが
ちょっと寂しくなっちゃって1.2606ドルで打診買い。
さらに、イベントで乱高下した場合に拾うつもりで
1.2585で指値した買い注文がヒット。
現在どちらも保有中です。
イベント後に1.2611くらいまで下げて
キャーーー(つД`)ウワーンでしたが、、。
チャートだけ見ていると結局ノーイベントに等しい。
ジャクソンホールのバーナンキさんの発言の時もそう。
結局この相場、行くとこまで行かないと終わらないって
ことなんじゃないか、って改めて思った次第。
豪ドル上がりましたね^ー^
ショートは手仕舞ってあるので問題なし。
こんだけ上がるなら買っても良かったくらい。
でも、1.30台から上では売ってみたいと思っています。
明日は雇用統計だー!!
ADP雇用統計、+20.1万人。。。
本チャンでこれに近い数字が出るようなら
QE3観測後退ってな話になるんだろうか。
はぁぁ。明日も荒れそうね。
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