ひょっとしてリスクオン全開!になりつつある?!
不安材料はひとつづつつぶされていっている印象です。
今朝の大きな材料は格付け会社ムーディーズによる
スペイン国債の格付けを据え置き発表。
ECBがスペイン国債を購入する計画があるため、
市場へのアクセスを失う可能性が低下したから・・・
と説明しているのですが、
市場へのアクセスってなんのこっちゃ?
と思ったら債券発行による資金調達のことなのね。
そういう言葉を使うんだ、とまた勉強になる。
ムーディーズ社のスペイン国債の格付けは「Baa3」に据え置かれましたが
格付け見通しは「ネガティブ(弱含み)」のため、まだ格下げの
可能性は残されています。これで大丈夫って話ではないのですが、
それでも投資不適格級(ジャンク級)に引き下げられるのではないか、
という予想もあったのですから、そうならなかっただけでもポジティブ!!
このニュースを受けてユーロが東京午前に急伸しました。
おまけに昨晩(火曜夜ね)はゴールドマン・サックスやジョンソン&ジョンソン
といった米企業の決算が良好でダウも大幅高。
そして今晩(水曜夜よ)の9月の米住宅着工件数が年率換算で87万2000件と
前月比でなんとなんと15.0%も増加。
市場予想平均は77万件程度でしたが、大統領選挙前にいい数字が目白押しね♪
同時発表の9月の建設許可件数も前月比11.6%増の89万4000件と
市場予想平均81万件を上回っております。
で、米株は今夜も堅調で、米10年債利回りが上昇幅を広げており、
ドル円も78円後半に高止まり。
ユーロ円などのクロス円も堅調推移。
ユーロはドル円の堅調とユーロドルの堅調とあって
Wの効果でユーロ円が強いかな、、、と思ったら、
それ以上に豪ドルが堅調に上がっていて、
リスクに敏感な豪ドルが戻ってるってことは
やはり今市場のムードはかなり
「リスクオン」に傾斜しているんだなーと思った次第。
ただし、センチメントが改善してくると上がる材料にばかり焦点があてられ
ネガティブニュースに鈍感になるものですが、
悪いニュースもないことはないのです。
トロイカとギリシャの交渉は賃金改革をめぐる意見の相違から決裂したなんて
一部報道もあるようですし、メルケル独首相は18-19日のEU首脳会議で
債務の共有に取り組むファンロンパイEU大統領の提案を拒否するという見方も
あると一部報じられていたりして、まだまだユーロの先行きを楽観できないなぁ
と思ったりもするのですが、今は上げたい相場なのだろうなぁ。
息切れしたら悪いニュースが目立つようになるわね。
リスクオン相場になってることは受け入れましたが、
ここから買いで追いかけるのも怖いなぁ。。。。
だからまた下がるタイミング見計らって売るか?
と思っているのですが、
これは絶好の押し目♪という展開があれば
買参入するかもしれません。
何を?!
やっぱユーロでしょうかねぇ。。。
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