2012年10月30日火曜日


う~ん。
さすが大統領選挙は最後まで読めないものですね。
ハリケーン「サンディ」が29日夜までに
米ニュージャージー州アトランティックシティー沿岸に到達すると
見込まれており全米で9州が非常事態宣言が出されています。


現在、東海岸の気候は特殊でこのハリケーンがスーパーストームへ、
そして1991年の「パーフェクトストーム」が再び発生する恐れがあると
して警戒態勢が敷かれている状況。

マーケットどころではありません。
29日の米現物株は取引中止。
CMEも先物・オプション取引を中止しています。
30日の対応は未定で、休止が続く可能性もあるそうですが、
ニューヨーク証取の休止は、
2001年の米同時テロ以来11年ぶりという事態。
そして天候によって取引が休止されるのは27年ぶりのこと。

満月、、、というのも重なって潮の影響も大きいようです。

クリントンとのフロリダイベントが中止になったそうですから
大統領選にも影響が出てくるものと考えられます。

前回2008年の大統領選の時はハリケーン、カトリーナが
ニューオリンズを直撃した2006年当時の避難誘導などの
政府の対応の悪さがブッシュ陣営への攻撃材料になった
という経緯がありますので、今回の対応が後手に回れば
オバマ陣営にとっては大きなリスクにもなりかねません。

今夜はNYが休場ですのでマーケットは静かですが、
こんな新しいシナリオの可能性が発生するとは・・・・。

さて、ここからの最大の注目は明日の日銀の金融政策決定会合。
しかし、、、追加緩和への期待って先週末までで織り込んじゃって、
もう相場の支えにはなっていないのかしら?!

先週は日銀追加緩和期待でドル円も80円台に、
日本株も、米株が弱含む中日経平均確りの推移でしたが、
今日はどうも力無い展開でしたねぇ。
株式市場ではホンダの決算が手違いで昼間に発表となり
その内容が悪かったことから日本株が総じて売られる展開へと
発展したようですが、それでもなんとか地味に日経平均は
プラス圏。よく耐えた、との声もありますが。。。

先週末はアメリカの7-9月期のGDP速報値が
予年率換算で前期比2%増と市場予想1.9%増を上回ったことで
一時は好感されたのですが、どうも内容を見ると
表面上の数字ほど芳しくないようです。

GDPを押し上げたのは政府支出で
0.7%減から3.7%増と2010年4─6月期以来のプラス。
前期0.2%減だった国防関連支出が13.0%増と大きく伸びたのが
要因で今回7─9月期のGDPを0.7%ポイントも押し上げています。
しかし来年は歳出削減が見込まれることから、
政府支出による成長押し上げは持続しないとの指摘。

そしてこれまで成長のけん引役だった企業部門が後退しています。
民間設備投資は1.3%減と2011年第1・四半期以来のマイナス。
米株指数も軟調です。サンディがもたらすリスクも懸念材料。

やはり、リスク・オン全開。。。じゃないかもなぁ。

まずは明日の日銀待ちですか。

明日の日銀の追加緩和イベントに向けて今日円安が進むかもしれないと
思って豪ドルショートは買い戻しています。
50PIPS弱の利益でした。。。
でも、買い戻さなくても良かったかも~って思ってたりします。
ま、イベントリスクは避けといた方が懸命かな。

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