2012年10月8日月曜日


やはり大統領選挙を睨んで…ということでしょうか。
GEの元会長、ジャック・ウェルチ氏が

「雇用統計は信じられない数字だ。
シカゴの連中は何でもやるんだな。
討論会に勝てないと、今度は数字を変えてくる」

と発言し騒動となっているようです。
これ、雇用統計は改竄できるって言ってるようなものよね。

だって、失業率は前月の8.1%から7.8%に低下だなんて
ちょっと良すぎるんだもの。そういう気持ちになるもの解るわ。
これはオバマ氏が大統領に就任した2009年1月以来の低水準。

やはり大統領選挙前の雇用統計が悪い数字になるわけがない。
だから今回はいい数字が出るだろう…一部関係者の間で
噂された予想がその通りになりました。

大統領選挙を戦うにあたって、
失業率が7%台か、8%台かでは全く風景が異なるとされています。
戦後の大統領選で8%台で再選できた大統領はいません。
7%台でも十分とはいえません。
レーガン大統領が7.4%で再選を果たしたのが唯一の事例。


一方でNFP非農業部門の新規雇用者数の方は11万4000人の増加に
留まっているのも違和感を覚える原因となっているのでしょう。
失業率改善にはNFP15万人増が必要とされています。

失業率は家計調査ベース、
NFPは事業所調査ベースの推計値。

対象が異なり結果がズレることがままあるのですが。

家計調査は対象数が小さく不安定な数値なんですって。
だからこれが本物かどうかを判断するには
もうすこし時間の経過を見てトレンドとなるかどうかを
見ないとなんとも言えないというもののようです。

ぶれやすいということになると、
選挙前だからいい方向にブレるような作為があったのでは?
という疑念が生まれてくることもあるということですねぇ。

これで、もう1段リスク資産を買う素地が整ってきた_?!
米株式市場ではNY ダウが週間で173ドル上昇し、
2007 年12 月以来4 年10 ヶ月ぶりの高値水準で取引を終えています。

ユーロも一段高、ドル円も78・86円まで上昇、
リスク・オン全開か?!と思わせる流れですが、
豪ドルは下落しています。

リスク・オン相場で買われなくなってきた豪ドル。
これがこの先のなにか大きな事件を先行して示唆して
いるように思えてなりませんが、
ともかく豪ドル売りポジションは継続ですね。
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