2012年10月9日火曜日


欧州版のIMFとされるESMが昨日8日にEU財務省会合で正式に発足しました。

ようやくですね。
確か当初は7月予定だったと思う。
それが発足できずにいるもんだから7月中はユーロは
だだ下がりだったわけですが、ひとまず安心感?
若干ユーロが買い戻し気味ですが、これを材料にしてというには
力無い印象・・・ESM発足は当然あるべきものとして
市場は次のテーマを物色しにかかっているのかもしれません。

テクニカル的にはユーロドルに売りサインが出そうなムード・・・
まだ決定打はありませんが。

そういえばIMF世銀総会が今日から東京で開催されていますね。
どこぞのエライ人が何か言った、ってニュースで相場が
動く可能性もありますが、根幹を揺るがす(トレンドを作る)ほどの
材料は出てこないと思います。

IMFは先程、世銀総会に向けて世界経済見通しを発表。
下方修正しています。
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK052538920121009

世界経済の成長は2012年は3.3%、
13年は3.6%に鈍化する見通しで、
4月見通しから2度目の下方修正となります。

また世界銀行は、日本を除く東アジア地域(中国含む)の
2012年経済成長率を7.2%と予想していますが、こちらも
今年5月時点における予測の7.6%から大きく下方修正されています。

また、世銀は中国経済の成長率予想を
5月の8.2%から7.7%に引き下げてもいます。

豪ドル売りには協力な後ろ盾かな。

アメリカ合衆国の大手金融機関ステート・ストリートが
「スイスフランの預金に0.25%の課金を実施する」と発表しています。
預金したらお金が減っていくってことですよね。
えーーー。そんな馬鹿な。

これを受けてスイスフラン上昇しています。

また、米ステート・ストリートと
バンク・オブ・ニューヨーク・メロンは
ユーロから逃避してデンマーク・クローネや
スイス・フランを保有する預金者にマイナス金利を適用との報道。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MBLP6O6K50ZJ01.html
あ、これはステート・ストリートは同じことね。
つまりマイナス金利ってことですか。

いやはや異常ですよ。
だから私はリスクアセットを売りたいと思うの。
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