市場では「安倍トレード」と呼ばれているみたい。
株式市場はその安倍トレードを継続しているようです。
日経平均は4営業日続伸。
129.04円高の9153.20円で2ヶ月ぶりの高値水準。
3営業日連続で出来高は20億株を超え、売買代金は1兆円超えと
盛り上がり続けているようです。
12月16日の選挙までは上昇基調が続くというのが大方の見方に
なりつつありますが、果たして皆がそう思う相場になるのだろうか、
という疑問と今戦っております。そんなに解りやすい相場になるかしら?
1980年以降、過去10回のうち解散日から投票日までに日経平均が
上昇したのは実に9回に登るということで
(52年以降の20回中でも15回上昇)
過去の経験則から言えば、固い相場が始まった、ということに
なるわけですが、これって日本市場の材料だけみればそうですが、
財政の崖問題とか、欧州の問題とか、中国の景気後退懸念とか、
取り巻く環境は決してリスク・オンではないことを考えると
総楽観状況にちょっと違和感を感じてしまうのよね・・・。
かと言って売りで入る相場でもないかなぁと悩んでおります。
株式市場は活況ですが、為替市場は息切れ気味。
週明け81.58円まで高値がありましたが、その後はダレ気味。
それでも81円台はキープしているので下値は固いですけれど。
81円台後半では本邦輸出企業や
アジア中銀からのドル売りが出たとの解説が。
このまま目先の高値となって下押しするのか、
絶好の買い場とみなすかの判断ですが、
マクロ系ファンド筋は82-85円のドルコールオプションを購入しているとかで
円安を想定しているのですが、今日あたり上で売っていたアジア中銀などは
米国の「財政の崖」や債務上限問題からの米国債格下げリスク懸念から、
外貨準備のドルを日本円に替える作業を粛々と実行中との指摘も。
どちらに軍配が?!
とかなんとか書いていると、ユーロが強含んできました。
今夜は米株も反発に転じており、どちらかと言うとリスクテイク相場。
売りの買戻し、、、というだけのことかもしれませんが、
リスク回避の売りは小休止のようです。
明日はユーロ圏財務相臨時会合。
ギリシャへの第2時支援パッケージ支援金支払いについてや
135億ユーロ規模の追加緊縮策の実施期間延長について、
話し合いが行われます。
合意に至らないなんてことはないでしょう。。。
だから売り込まれた分の買い戻しが先に入るのも
不思議ではありません。
大倉キャプテンの相場の読み方は
財政の崖があるから売り、という現在の大勢の見方ではなく
財政の崖が問題なく通過出来た場合は米株が大きく巻き戻されて
上昇する可能性がある、という風で、まさに
「人の行く裏に道あり花の山」
だとするならば、米株、そしてユーロは一度買い局面かもしれません。
というわけで、ダウ平均を少し買ってみました。
コストは12618ドル。
ユーロも・・・と思ったのですが、んーちょっと出遅れちゃった。
ブログ書いているウチに上がっちゃって、閃いたので
時既に遅しって感じ。
大局では米株もユーロも下がると思ってみています。
が、短期的には戻り局面にはいるだろう、というトレードですので
無理は禁物。さっさと利食ってしまうつもりです。(利食えれば)
もし、そういう巻き戻し相場に入るなら
ドル円も一度深押しするんじゃないかなぁともぼんやり考えています。
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