2012年11月8日木曜日

オバマ米大統領が再選。
下馬評通りですのでサプライズはないのですが、

報道を盛り上げたいからなのでしょうか、
TVでは接戦であると繰り返し伝えられていましたね。
最後まで解らないですねーって。
マーケット関係者は凡そオバマ再任って思っていたんじゃないかなぁ。。。
東京時間、ドル円相場80円台を割り込む急落があったかと思えば
急速に切り返して欧州時間には80円台回復も、
NY時間に再び割り込む、、、と
80円台を挟んでの攻防となっています。
変動幅はそれほど大きくないので、円高リスクが増したとは
思っていないので、大統領選当日に買ったドル円
80円16銭ロングポジションはそのまま。

興味深いのは株ですね。
大統領選挙の翌日って株価が下落するという特徴があるみたいですが、
(確かオバマ氏当選の前回は大きく下げ続けましたっけ)
今回もそのパターン?!今夜は株が売られています。
ナスダック指数売ってますが、これは良い感じに利益になってる。

このまま株安続くんでしょうか。

オバマ大統領はドットフランク法(金融規制強化)を掲げており、
これが現実のものとなる可能性が高まったことが嫌気されてるという指摘も。、
11月15日に向けたヘッジファンド解約45日前告知ルールも
意識されてくるのかもしれません。

しかし、今夜はそれよりも何よりも
ドラギ総裁の発言が市場心理を冷やしているみたいね。

「債務危機が独経済に損害を与え始めている」
「ユーロ圏の経済状態は総じて弱く、
近い将来に変化するとは予想していない」などと述べています。

選挙終了した途端に、ネガティブ発言。。。

おまけに欧州委員会がユーロ圏の2012年・2013年成長率見通しを
下方修正、ユーロ売りが加速しています。

忘れていたけれど、そういえば大統領選挙前はギリシャ問題とか
発表してくれるな。という要請をアメリカ側がしたっていうニュースが
あったような気がする・・・。
ということは、これからの焦点はギリシャ?
財政の崖問題も本格化するでしょうから、リスクオンとはならないのかもしれません。
ドル円買ってて大丈夫かしらね・・・?!
ギリシャ議会は今日にも緊縮策関連法案を採決する予定。
次回融資315億ユーロを得るために緊縮策は不可欠です。
これが否決されるようなら今月半ばにもギリシャの国庫は空っぽになるって。
つまり財政破綻、デフォルトよね。

それなのにアテネでは昨日から48時間ストライキが始まっているようです。
可決できれば懸念後退でユーロは買い戻されるでしょうけれど・・・。
もしも、、、の事態には警戒しておいたほうがいいかもしれません。

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