明けまして御目出度う御座います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末年始は比較的ゆっくりさせていただきました。
明日大発会となりますが、為替市場は12月31日、
1月2日、3日と動いていましたから、トレードに勤しんでいた、
という方もいらっしゃるかもしれません。
私も大晦日にはドル円クロス円を買うデイトレで
少しばかり餅代を稼がせて頂きましたが、
2日3日はすっかりお正月気分で
トレードする気にはなれませんでした(笑)
さて。懸念されていた「財政の崖」
年は跨いだものの1月1日には合意。
やはりこれはそういう演出だったのでしょうかねぇ。
この結果を受けて2日のNYダウは
308.41ドル高の1万3412.55ドルと大幅な上昇。
そうそう、私31日にダウの売りをひっくり返して買いに
転じているのでいいトレードができています。
為替市場を見ているとどうも崖は全く意識していなかった。
株式市場こそ神経質でしたけれど。
それで、これは合意となれば株が跳ねるなーと思ったのです。
しかし、為替市場、崖合意でも一層はしゃぐでもなく、
どちらかというと「材料出尽くし」的なムード。
一時は(1月2日)ドル円87.35円と2010年7月29日以来
約2年5カ月ぶりの高値を付けたのですが、それ以降じり安気味。
ここから再上昇するか、それとも一服か、
まずは明日の大発会~の東京勢の出方と、
雇用統計を見極めるってとこかな。
1月1日の崖合意内容
■富裕層(世帯収入45万ドル超、個人は40万ドル超)に対
する[ブッシュ減税]打ち切り。
個人所得税の最高税率を35%から39.6%に
■キャピタルゲインと配当課税の税率を引き上げ。高所得
世帯向け医療保険の新税と合わせると税率は23.8%に
■世帯収入45万ドル以下はブッシュ減税を恒久化。
4人家族のモデルケースで年2200ドルの恩恵
■遺産税の税率を35%から40%に〈一人当たり500万ド
までの遺産は非課税)
■200万人の失業者に対し緊急失業保険給付の1年延長
■連邦歳出の強制削減開始を2力月延期
■10年で6200億ドルの税収増
■メディケア(高齢者向け公的医療保険)患者を
診療する医者への報酬削減を回避
先送りした大型懸案
■10年で4兆ドル規模の財政赤字削減策の大枠はまとまらず
■債務上限の再引き上げも2月末までが協議のヤマ場
■社会保障の抜本改革など歳出削減策具現化出来ず
上記先送りされた問題については2月下旬の改選後の審議会で
再び深刻な党派対立に直面する恐れがあるとされています。
また、給与税減税の失効と富裕層向けの所得税増税によって、
2013年1-3月期の米国の経済成長が鈍化すると予想されるため、
米株買いが続かないと見る向きも。
それから今日3日ユーロが弱いです。
別に欧州から何かネガティブな材料が出たわけじゃありません。
「まとまったユーロ売りのフローが持ち込まれた」ですって。
また長かったレンジ圏に落ちてきたような・・・。
12月の独失業者数が前月比で3000人増加、
市場予想平均の1万人程度増加より強い結果となったのですけれど・・・。
明日は早速米国12月の雇用統計が出てきます。
失業率予想は7.7%と11月と変わらず。
NFP(非農業部門雇用者数)は前月比+15万人
(最大予想+22.5万人、最小予想+8.0万人)と
11月の+14.6万人を上回ると予想されています。
雇用統計でどれだけドル円が動くでしょうか。
11月中盤からは日本の政局、政策期待主導での
相場でしたので、あまりアメリカの指標が注視されていません。
NFP20万人越えのポジティブ・サプライズなら
90円を目指す展開、10万人未満のネガティブ・サプライズなら
85円に向けた反落、、、というような予想もあるようですが、
どうも、現在のセンチメントで雇用統計にそれほどの
インパクトがあるのかどうか疑問なとこでもあります。
この相場、財政の崖も合意?!で材料出尽くし
ここから一旦大きく調整があるのか、
トレンドは年末相場から継続していて、
ただの押し目なのか、まだちょっとシナリオ構築できません。
流れに乗るなら押し目買いかなぁ。。。
まずは明日の相場を見てみましょう。
日経平均はご祝儀で大幅高!って感じかな。
だったらドル円ここから拾ってデイトレで買ってもいいかも
しれませんね。
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