先週、ス○ベ心で作ったドル円、ユーロ円のショートは
金曜の夜、大倉キャプテンとのセミナー放送終了後に
行きつけの焼き鳥屋さんでレートチェックした際に、
ストップに引っかかる前に成り行きで手仕舞いました。
大倉さんと飲みに行く時は10分おきくらいにレートチェックしてます(笑)
ドル円はG20を控えて、92円を割り込むんじゃないか?というところまで
ジリジリと売られていたのですが、ある瞬間に急騰。
一気に93.50円まで、ユーロ円もこれに連れて急騰しました。
この動きはこのところのトレンド、要人発言だわ、きっと。
G20前にこれほどの買い戻しがあるってことは、相当な大物が
何か言ったに違いない…と思って直感的に損切り。
その時点でニュースは確認できなかったのですが、
後で調べてみたらやはり大物でした。
IMFラガルド専務理事
「世界的に過熱している通貨戦争をめぐる議論は行き過ぎ。
為替相場は適正水準から大きくかけ離れていない。
ユーロが上昇し、円が下落しているのは事実だが、
これらはユーロ圏のおける良好な政策、
および日本の緩和政策の結果に過ぎない」
と語ったことが伝わり、G20への警戒も緩んでしまったということでしょう。
損切りは損切りですが、ほぼ初動の上昇で手仕舞ったので、
それほどの痛手ではないです。
でも、押したら買い、という基本スタンスは変えていないのに
こんなトコロでやられちゃうってのは悔しいですね。
不本意であります(つД`)ウワーン
90円後半で作ったドル円ロングを育てているので
これが救いではありますが、92円割れると読んで
ショートを手仕舞わずに飲んでしまったことを反省しております∠( ゚д゚)
逆張りで92円は途転買いだったか・・・。
週明けの東京市場はG20で、日本を名指しした円安批判が回避された
ことに安心感が広がり、日経もドル円も大幅上昇。
ドル円はふたたび94円台に乗せました。
しかも今日、安倍首相は参議院予算委員会で、
デフレ脱却に向けた金融緩和の手段として、
外債を買うという考え方もあるとの見方を示したりなんかして
これも、円売りに拍車をかけました。
民主党の誘導尋問もかなりえげつなかった印象ですが、
(なんらかの失言の言質を取りたいのでしょう)
でも日銀による外債購入は、円売り・ドル買いの取引を伴うものですから、
(はっきり言うと為替介入に該当するとみなされます)
G20会合における合意事項である「為替相場を目標としない」に
合致しない手法であり、また非難されかねないですよね。。。
政策による緩和にはアメリカ(IMFはアメリカそのものby荻野金男さん)からの
お墨付きを貰ったとはいえ、直接為替に介入する手法はご法度
なんじゃないでしょうか・・・。
しかし、その後ロイターが
「日銀総裁人事では、武藤敏郎大和総研理事長がリードしている」と
報道したとかで(荻野さん談)、
これが円安進行に水を差し、93円台へと滑り落ちて来てしまいました。
94.50円を越え95円をトライするにはもう1段の
インパクトあるニュースが欲しいところのようで、
なかなか上も越えられないか??
かといってもう売るのは辞めたー(何度もそう書いてるっけ^^;
92円~94.50円のレンジ、抜けたほうにつけ!
もしくは、92円台で買え。
って相場ですね。
再度92円台があればラッキーですが…。
しかし、まだ2月天井で大きな調整って可能性も捨てきれない形。
92円を割り込んだら90円近辺までの調整もありそうなので、
そのリスクも決して捨てずに見ておきます。
そうそう、今日は業界一の情報通、荻野金男さんと
YMTVセミナーでお話させていただいたのですが、
そこで荻野さんがお話されたことで、
実はとても大事なことなんじゃないか、
という話ですが。
次期米財務長官に指名されているジャック・ルー氏。
13日上院財政委員会の指名承認公聴会で、
「強いドルを支持する」と言明したことが伝えられています。
このニュースばかりが印象に残っているのですが、
実はこの時に「中国の人民元は依然として過小評価されている」
との見解も示しているのです。
荻野さんは、こうした場で名指しで
中国の通貨政策に苦言を呈したとも取れる発言を行うのは
異例で意外だと指摘されていました。
中国を牽制し日本の政策を擁護するというアメリカの
このところの姿勢を見ると、このアベノミクスは行くとこまで
行っちゃうんだなーと改めて思った次第で、
売りから入るなんて愚の骨頂かと反省いたしました。
コラム:円安を容認する米国の地政学的事情=武者陵司氏
http://jp.reuters.com/article/jp_forum/idJPTYE91B01L20130212
(以下部分抜粋)
昨年8月に米シンクタンクのCSIS(戦略国際問題研究所)から
発表された報告書、いわゆる「第3次アーミテージ・レポート」
~報告書の底流に通奏低音のように流れる日本弱体化への警戒感である。
「米国は、日本が強力な米国を必要としているのと同等に、
強力な日本を必要としている」
折しも、米国では中国異質論が勢いを増している。
中国のプレゼンス拡大は、市場主義、民主主義、法治主義、
財産権、知的所有権などで同国が問題を抱える現状を考えると、
世界最大のかく乱要因になりかねず、覇権国・米国にとって
許容できるものではあるまい。
この状況下、日本が長期経済停滞によって漂流し続ければ、
特にアジアが大きく不安定化する。
円高デフレによって日本経済がこれ以上弱体化することは、
許容しがたいとオバマ政権が考えているとしても、不思議ではない。
2013年2月18日月曜日
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