まさかドラギ総裁の発言でこれほど動くとは想定外。
2月のECB定例理事会では、政策金利は0.75%に据え置かれました。
これは予想通りで、
このこと自体は全く為替市場を動かすことはなかったのですが、
このこと自体は全く為替市場を動かすことはなかったのですが、
その後22:30~のドラギ総裁の声明でユーロは急落しました。
どんな発言があったかというと、、、
「ユーロ高はユーロ圏への信認のあらわれである」
とユーロ高を肯定したかと思えば
「為替レートは成長と物価安定にとって重要。
上昇が続くかを見極める必要がある」との見方を示したことが
ユーロ高の進行に対する懸念の表れなんじゃないの?!
と受け止められたようです。
他にもこんな発言をしています…。
「インフレ率は向こう数カ月で2%を下回る見通し」
「ここ数カ月間でインフレ率は低下した」
「ユーロ圏の景気低迷は2013年初めも続く見通し」
ユーロ圏の景気の先行きに慎重な見方を示したってことも
ネガティヴに働いたんでしょうね。
もし、ユーロ高をけん制する狙いがあっての発言なら
見事に狙い通りの動きとなっているのですが、
ユーロはここがさらなる買い場なのか、それともちょっと風向きが
変わってしまったのか、まようところですね。
昨年までの相場の逆回転相場が継続するなら、押し目買いで
ポジション積み重ねていけばいいと思いますが、
ドラギマジックと呼ばれるドラギさんのスタンスに
逆らうべからずでしょうか?!
もうユーロ円なんかはもう一段安あっても不思議はないチャート。
ユーロだけではなく、ドル円も94.05円達成から上昇の勢いが
止まっています。日経平均もね。
白川総裁前倒し辞任で猛烈上昇となったものの、それが最後の
打ち上げ花火的に余計な上昇で、結局は節分天井だった、
というようなオチかもしれません。。。
でも、若干の日柄をかけての調整があってもその先は
再度ドル円95円、ユーロ円130円、日経平均12000~15000円を
目指すトレンド再開となるでしょうから、
多少の調整があってもビビらず買いで行けばいいと思うんですけれどね。
ただ、126.34円 125.60円で買ったユーロ円は
ドラギ発言で一気に利益が吹っ飛びました。
ユーロをECB理事会の日に保有していたという戦略ミスかな。
どちらのポジションも126円どころでカットされました。
損切と利食いで儲けはほぼなし、損失もなし、って結果です。
ユーロ円のボラティリティが高いので、やはり下がったとこを
買わないと難しい相場ですね。ドル円のほうが安全でした。
もう一段安があるかないかを見極めてから入ると買い遅れそうですが。
週末ということもあって、新規ポジションは作らず様子見。
ドル円90.91円ロングは黙って持っておきます。