「ドル円は日経平均が一時500円高の大暴騰にもかかわらず100円超えできないのか。」
「豪ドルは、やっぱり下がるかー!」
「ユーロドルはトリッキーというか、スゴイ変な動きするわねぇ…。」
というのがGW明けの為替動向を見ての感想。
日経平均は大幅に反発です。Sell in mayはどこへやら。
486.20円高の14180.24円、2008年6月以来の14000円回復です。
そりゃー先週末の米雇用統計受けてダウ平均が15000ドル大台達成したんだもの。
このくらいの爆上げは予想できましたけれど。。。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好でのオープニング・ギャップ(窓開け寄り付き)
最初は200円高くらいなもんだったのですが、その後じりじり上昇し
一時は500円高にもなりました。ドル円相場がやや円高に振れて推移していたのに。
100円という心理的節目には相当な壁があるのでしょうか。
雇用統計受けた後はあんなに上昇したのに、またしても99・50止まり。
100円タッチできずに98円台にゆるんできちゃった。
好材料に反応しなくなった時は警戒が必要だっていいますよね。
何故にこんなに重いのか。
一部に、ジョージ・ソロス氏が
10億ドルのドル売り持ちポジションを作ったという噂が流れていたりします。
つまり、円高になると思ってるってことよね?!
噂に過ぎませんが。
史上最高値を更新し続けるダウ平均ですが、
先週の雇用統計の結果を受けて次回FOMCで出口論議が再燃する可能性が
高くなってきたため、出口に向かうとなると一旦株式市場は一呼吸いれるんじゃないか、
というような思惑が広がっても不思議はありません。
そうなると、ドル高なんだけど、リスクオフ的な巻き戻しが起こるという風に
捉えるなら、高いものから利食って行くという流れになることも
考えられるんじゃないかな。って連想も。
それでも、参院選前まではこのトレンドは崩れないだろうし、
日本株は米株が下げても崩れることはないだろうと思われますので
下がったら買い。この戦略でいいと思いますけれどね。
ただ、100円の壁はすごく厚い。。。
それと今日は豪ドルが下げましたね。
豪中央銀行は今日、政策金利を3.00%から0.25%引き下げて2.75%にすると発表。
市場は据え置き予想だったようで、ネガティブサプライズとなり
発表後に豪ドルは急落となりました。
声明で「為替レートは過去18ヶ月間歴史的な高水準にある」というようなコメントが。
豪ドル高に懸念を表明したってことかな。
資源国通貨として知られる豪ドルですが、
資源価格は低迷しています。。。
西原さんのメルマガによると
「オーストラリアは資源というプロダクトに翳りがみえ、
「観光や教育」といった産業へと移行しようとしています。
その産業については、通貨高はマイナス。」
とのことで、資源輸出で稼ごうとするなら通貨高の方がいいのですが、
それが中国の減退であまり売れないとなると、
別の産業でも外貨を稼がなくてはならないってことでしょうか。
西原さんもYEN蔵さんも豪ドルは売り目線。
私もコモディティが弱含んでいることから
昨晩豪ドルドルを1・024ドルで売ってみています。
今日の利下げで今いい感じ。
ただし、クロス円は別。豪ドル円で見るとアベノミクスと日本株高で
思うようには下がりません。。。
見方のひとつに、豪ドルドルがこのまま下落していけば
豪ドル円もさすがに下落せざるを得ないわけで、
豪ドル円安に引っ張られてドル円も100円超えが出来ない可能性、ってのも
あるみたいです。豪ドル円ってリスクオンの時はものすごい買われますし
リスクオフの時はものすごい売られますよね。
豪ドルがドル円の足を引っ張るなんてこともあるのかもしれません。
豪ドルが弱いってことは景気がいいとは決して言えないと思うのですが、
それでも米株は高く、日本株は高いというちょっとヘンテコな相場です。
私はGWを無事通過しても、Sell in mayの警戒は解かずにいるべきとの
スタンスです。5月じゃないかもしれませんが。。。
皆が総強気になった時に警戒です。このままダウが高く、日本株も高い日が
しばらく続けば売り方もバンザイ(お手上げ)するでしょう。
そうなった後が怖い相場なんじゃないかと思います。(売りボウ復活?)
今はドル円ロングにも躊躇しております。。。
豪ドルショートをパリティまで温めようかな?!
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