市場の次の焦点は来週のFOMCでのテーパリング。
今夜発表された11月の米小売売上高が
前月比で0.7%増加で予想の0.6%増を上回りました。
5カ月ぶりの大きさですって。
前月分は0・4%から0.6%増に修正され、
景気の拡大基調があらためて示された、、、ということで
米長期金利が上昇、夜中にドル/円が103円台回復の上昇となっています。
これを受けて日経平均先物も買われていますねー
円安が進行したから日本株買いってことです、、、が。
ダウ平均はじり安の様相です。
そりゃそうです。いよいよ来週のFOMCでのテーパリングが
あるんじゃないか、って思惑が強まったわけですから。
雇用統計のいい数字を受けては株も下げずに上がったりしましたが、
しかし本番が近付いてくるに連れて、やはり市場も慎重になってきたか?
米株が下がっても、金利上昇でドル/円が上昇するため、
円安効果で日本株が買われるという構図になりつつあります。
ドル/円は米株下落に連れるか、金利上昇に連れるか、
その時の地合いによって違ったりするんだけれど、
今のムードだと、テーパリング実施された場合には
ドル/円が急上昇して、日本株が上がるって展開となりそうね。
米株はちょっと下げるにしても。
というのが、メインシナリオなのだと思いますが、
私はまだここからの大相場の上昇前に、一度突っ込み安が
ある可能性を捨てきれず。。。
昨日の夜にダウ平均を売っています。
これでポジションは
ダウ平均15963ドルショートに
日経平均は15540円
ポンド/円を160.03円ショートです。
ネガティブファクターは思い浮かびません。
メジャーSQも波乱なく通過するでしょう。
米国超党派委員会の削減案も
今後上下院の採決が待ち受けているとはいえ、
13日の期限を待たずに合意。
ボルカ―ルールも2015年までの遵守。
テーパリングも織り込み始めているし。
だからこそ、油断できないと思うのです(屁理屈?)
皆が上を見ているから一度下をみる(天邪鬼?)
ポジションは軽めですので、ダメだとわかればすぐ撤退の所存。
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今日は豪ドルに大きな動きが。
まず、このニュース
GM、オーストラリア工場の閉鎖を決定…ホールデンが現地生産撤退へ
http://response.jp/article/2013/12/11/212789.html
なるほど、RBAのスティーブンス総裁が繰り返し述べてきた
豪ドル高が不快だという発言はこういうことか。
豪ドル高はオーストラリアにとって不利益なわけです。
豪ドルがある時点で著しく急落する可能性がある、
とも述べていましたが、
こういう背景をご存じであったからこそなのでしょう。
そして、夜になったスティーブンスさん、発言がありました。
「経済に拍車をかけるために、豪ドルが安くなることが望ましい」
「豪ドルは、対ドルで0.85ドルに近づくことが必要」
ですって。
ということは、RBAは0・85ドルまで持っていく所存だということね。
これは逆らうべからずなのか?!
明らかな口先介入だよね。
これ問題にならないのかなぁ・・・
ということで、豪ドルが底入れしたかも予想は撤回します。
豪ドル/ドルの0.8900ドルにはオプションバリア観測との噂。
また0.89割れにはストップロスの売り観測ということで
支えられなければ急落するリスクが高い。
豪ドル/円がすっかりレンジなんだけれど、
豪ドル/円のショートが面白いのかもしれませんね。
ドル/円が強いためになかなか下がらないのですが、
ドル/円も下げてきたら、強い下げのインパクトに。
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