2014年1月29日水曜日

キターー強烈リバウンド中。

トルコ中銀がやりました。

(長期保有中のトルコ投信も助かります)

その前にインド準銀が予想外の利上げに踏み切りました。(7.75%→8.00%)
これで、先週末からアルゼンチンペソに代表される新興国通貨安が
反発し混乱沈静化の兆しをみせました。

そして、今朝です。29日水曜の7:00。

トルコ中銀は臨時会合を開き、
短期金利の上限となる翌日物貸出金利をなんと
7.75%から12.00%へ引き上げました。
昨日、緊急会合を開催するというニュースが出た際には、
10%への引き上げがあるんじゃないか、
という予想が広がったようですが、それを上回る利上げです。

また、
指標レポ金利は4.50%から10.00%へ、
翌日物借入金利を3.50%から8.00%へ
同時に引き上げています。

この措置を好感し、新興国通貨は大幅反発。
リスク回避から売られていたドル/円相場も
昨日夕方から反発基調が強まっていましたが、
さらに上昇、103.44円まで上がっています。

中国の理財商品問題は、謎の買い手が出現して、
元本は保証されることになりましたし、

新興国通貨安は新興国各国の決死の通貨安防衛策で
ひとまず安心だし、

これで、調整終了なのかしら?!

私はそうは思いません・・・・

中国理財商品問題は、一体誰が保障してくれるのか不透明なまま。
そのあいまいにごまかした感じがこの先のまたどこかの時点での
リスクに繋がると思えてなりません。
銀行が、とか自治体が、と保障してくれる先が明らかになればなったで
理財商品のデフォルト懸念が、
銀行や自治体のデフォルト懸念に置き換わるだけでしょう。

なにせ理財商品は490兆円あると言われているんですから。
前例を作ることが出来なかったということでしょう。

それに、トルコ。

利上げは、通貨安防衛になるかもしれません。
しかし基本的に利上げって、
景気が良いいから過剰融資を防ごうって引き締めに動く時の策が
好ましい姿。。。

金利を上げて外貨を呼び込もうという意味の高金利というのは
リスクも高い国が多いですね

大幅な利上げは結局は景気を冷やすことに繋がり、
新たな資金流出につながる負のスパイラルに陥る懸念は残ります。

利上げ効果が剥落した際に、再下落するリスクがないわけではない。

今日の日経平均大幅反発とドル/円クロス円反発は
自立反発の可能性も大。

加えて今夜のFOMCが当面のマーケットの方向を占う重要イベントでしょう。

昨晩は
米12月耐久財受注が市場予想比大きく悪化
(市場予想の+0.3%に対して-1.3%)
S&Pケースシラー住宅価格も前年比+13.7%と
市場予想(+13.8%)を下回る。。。伸びてはいますが。

米長期債利回りもすっかり下落トレンド入り。
http://goo.gl/vW2WdH
ここが上向いてこないことにはドル/円も上昇トレンド回帰が
ホンモノとは言い難い気がしますが、
まあ、今夜のFOMCで追加の量的緩和縮小があるかどうかでしょう。

追加分の発表がなければ、一旦は猛烈に上昇し、
その高値が絶好の売り場に。
(だって、粛々と毎FOMDで100億ドルやるだろうってのが
コンセンサス。それがそうでないという事実があるのは
まわりまわって米国の金融政策への不透明感が強まり売り材料)

しかし、追加で100億ドルのテーパリングを発表し、
12月発表分と合わせて200億ドルの縮小が発表された際、
新興国通貨が動じないかどうかが焦点。

どのみち今夜は一旦上がりそうな気がしますが、
さて、バーナンキ氏最後のFOMCどんな結果になるでしょうか。


昨日ロングしたポンド/円、ポンドドル。

ポンドドルは中期的に保有。
ポン円は昨夜利食ってしまいました。。。。
それはそれで、結構な利益なりましたので、調子に乗って

途転ショート!!

現在串刺しに。((;゚Д゚))

まあ、買いも売りも全部とろうなんて、上手くいくわけがないですね(笑)

今、ノーポジです。
ポジション取るのはFOMC後ででしょうか。。

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