2014年2月17日月曜日

米株が強すぎ~

ナスダックとダウをショートしていましたが、ナスダックは盛大に損切り。
ダウもちょびっと損失でドテン買いに回りました。
金曜はNY引けにかけてさらに

日米の株価の歩調が合っていないのが気がかりですね。

1月の大きな調整から戻り始めるタイミングは同じく
2月ECB理事会後のショートカバーからでしたが、
その後米株が上昇基調を崩していないのに、
日経平均は先週13日(木)14日(金)と大きく値を崩してきました。
確かバレンタインは株価上昇のアノマリーがあったんじゃなかったっけ・・・?

米株の強さは、物凄い自社株買いで支えられているためで、
下がったらまた自社株買いが入るとか。大倉キャプテンの指摘。
そういう構造で上がっているのだとしたら、投げが投げを呼んで暴落って
相場にはなかなかなりにくいということでしょうか。

一応、金曜に出た指標を振り返っておきましょう。

2月のミシガン大学米消費者態度指数速報値は 81.2 
予想の80.2を上回りました。1月の数字からは変わらず。

これはよしとしましょう。

1月の米鉱工業生産は製造業の生産指数が予想外に低下し、
2009年5月以来の大幅なマイナス。
FRBは「厳しい天候で一部地域の生産が抑えられたことが
部分的に影響した」と説明。これはつまり寒波の影響ってことね。

しかし、全体の75%を占める製造業 の生産指数は前月比0.8%低下。
事前予想は0.1%上昇だったことを考えるとかなりの悪化、
(前月は0.3%上昇に(速報値0.4%上昇)に下方修正も加わる)
これで、米株が下がらないってことが、不思議です。

雇用統計の悪化、ISMや小売売上高の悪化、そして鉱工業生産の悪化。

これらの悪材料をなぎ倒して上昇している米株、恐るべし。

こうした指標の悪化は、寒波による悪天候によるもので、
ソフトパッチ(一時的な軟化局面)であるという見方が大勢だということです。

となれば、もう年初からの調整局面は米株市場に於いては終了した、
ということになるのか。う~素直には受け止めがたいシナリオですが、
ショートで粘って損失を拡大させるわけには参りません。
ダウ平均は16061ドルでドテンロングに変更しています。

そして、日経平均。
木曜、金曜と下げたためにチャートは悪化しているように見えますが、
さすがに週明け月曜まで下げる強い理由が見当たりません。
米株、ダウが126ドル高と強い結果で終わっているため、
月曜は日経平均も上昇するでしょう。

ということで、日経平均ショートも金曜夜に全て手仕舞い、
(こちらは確りとした利食いでしたよ~)
ドル/円も買い戻して ポジションを全部整理しました。

15日は満月でしたし・・・(笑)

といいますか。

日中関係とか、日韓関係の悪化が原因とされる外人の日本株買いの後退が
日中首脳会談が開かれるというニュースひとつで改善される可能性が
あるという大倉キャプテンのYMTVセミナーでの指摘が
何かストンと腑に落ちまして。

(ダボス会議で安倍首相が現在の日中の緊張状態と第1次大戦前の
英・独の競争関係を比較して「似た状況」と述べた」とFTが記事にしていますが、
外国人投資家はこれをかなりリスクと捉えている模様。)

何故外人買いが止まっているか、ということを考えるに、
成長戦略が出てこないということもあるかとは思いますが、
政治リスク、戦争リスクを嫌ったためによる手控えである、
と言う見方もできますね。

そして、このニュースです。

ケリー米国務長官が13日、
韓国、中国、インドネシア、アラブ首長国連邦の4カ国を歴訪
http://mainichi.jp/select/news/20140214k0000m030030000c.html

日中ではなくて、日韓関係の修復求めた、、、ってことみたいですが、
日韓首脳会談が開催されるってことでも株価にプラスなんじゃないかしら?

ということで、日経平均も月曜は戻るだろう、ドル/円も戻る?!可能性が
あると見て、ショートは撤退。また売場が来れば売りますが、
しかし、政治ニュースが地合いを一変させてまた日本株買いが
再燃する可能性も十分にあることを念頭に。
その時は買います。いや、月曜に買っちゃうかも?!

今、水星が逆行中です。相場はトレンドレスになりやすい。
売ったり買ったりと日計りが良い地合いかと思います。

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