この円高、中国も関係しているかもしれません。。。
中国人民銀行は、2月に人民元売りドル買い介入をしていましたね。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2803D_Y4A220C1MM8000/
http://www.nikkei.com/markets/features/26.aspx?g=DGXNASFL280P9_28022014000000
輸出企業への配慮とともに、元高を見込んだ投機資金の流入を
けん制する狙いがあったとされていましたが、
この時、ドル買い介入をしていたもんだから、
中国人民銀行には大量のドルの外貨準備が
積みあがっていたものと思われます。
ところが、ドルを持っていても上がらない。
上がるどころか、雇用統計経過、そして昨晩のFOMC議事録見ても、
異例の低金利政策は長期化するとの見方が広まったために
米国債金利は低下してドル安が進行しています。
ぼんやりしていると中国の外貨準備の大量のドル資産は目減りする一方です。
だからなのでしょうか・・・
中国人民銀行は、外貨準備のドルを円とユーロに替えている、、、?!
どうやら、この行き過ぎとも思える円高、ユーロ高は
この人民銀行による外貨準備のリバランスのせいなんじゃないか。
そんな噂があるようです。
詳しくは西原さんの有料メールにて
http://www.fire-bull.info/ni/
確かに、アメリカの3月の雇用統計を受けて、FOMC議事録受けて
アメリカの低金利政策は長期化するだろうという思惑が
ドルを安くしてしまっているんだろうとは思っていました。
加えて、日銀の黒田総裁が、追加緩和の可能性を掻き消してしまった
ことで、消費増税による反動安が懸念される時期に
日本市場には不安が広がりました。
これまでのポジションを解消する動き、、、
つまり海外勢が日本売りに転じる可能性は否定できない状況にはありました。
だけど、この程度の材料だったら、テクニカル的に
ドル円の101円台とか、日経平均の14000円台はサポートされて
下げ止まるだろうなぁ~という楽観もあったかと思います。
だって、そんなこと言うけれど、7~9月期のGDPを上げておかないと
もう1回の消費増税、10%への引き上げができなくなるもの。
もし反動減が来て景気が落ち込むようなら、日銀だって動くはず・・・
ということは、市場の期待は一蹴したものの、サプライズ感を高める形で
6月あたりに追加緩和はやるでしょ、って見方が多かったのです。
ところが、ここに中国の外貨準備の円買いという新たな円高要因が加わった・・・。
なんとタイミングの悪いこと。
今相場が崩れたら黒田さんは市場にメッセージ出すんでしょうか。
あれほど自信を示した直後にはやりにくいと思うんですが、
それでも日経平均が13000円台を見るとか、12000円台を
試すようなことになれば、やらざるを得ないのでは・・・。
ドル円、それでも何とか今夜101円台大台は死守しています。
GPIFの買いもあるということですから、
PBOC VS GPIF (中国人民銀行VS年金積立金管理運用独立行政法人)
ってことで、どちらが雌雄を決するか?に注目です。
中国もドル売りして円買い、ユーロ買いに転じたわけですから、
ここからドル高になってもらったらちょっと上手くないですよね。
どの程度のボリュームのドル売りを持ち込んでいるのか、
そしていつまで続くのかがわからないので何とも言えないのですが、
ただ、中央銀行のポートフォリオのリバランスって
そうそう頻繁にやるもんじゃないだろうから、
これをまたすぐに替えるってこともないと思うのね。
投機筋のように売ったものは買い戻すというような
短期売買ではないので、買い切りの玉と言われる実需に近いという
イメージなんだけれども・・・。
だから、この101円のレベルが新たな中心値となる可能性も。
水準がちょっと切り下がっちゃいましたね。
ここからほかの要因も加わって、ドル買い円売り、
日本株買いという相場になるのかどうか、
日銀の追加緩和が肩すかしに終わった今、
あまり強いイメージが持てずにいます。
今夜は米株も弱いのよね。
ナスダックが昨日上げた分をまた削っています。
ということでナスダックを売っては買い戻すデイトレをしています。
日経平均は14180円で売ってみました。
13500円からは買い下がりでもいいと思っていますが、
今は買えません。
今、14065円まで下がってきました。
今日木曜の日経平均は14300円で終わっているので
明日の東京市場の株式市場も大幅安です・・・。
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