ECB理事会、乱高下するも結果ユーロ売り。
一部に追加緩和策の思惑もあったようですが、
今回はなんだかんだ言って緩和策はとらないだろうという予想が大勢。
一部の思惑で動いていた筋による買戻しで
「政策変更なし」の結果が出た瞬間と
ドラギ総裁の声明が出された瞬間に思惑交錯の乱高下があるも
終わってみたらユーロ安方向。
つまり、相場は行きたい方向へ行く。
ECB理事会があろうがなかろうが、結局下げる方向にあった相場ということかな。
欧州のストレステストに向けたレパトリが出切ったとするならば
(大倉さんのYMTVデスマッチでの解説参照)
ユーロ買い圧力は、ドイツの貿易黒字による構造的なユーロ転か、
あるいは欧州危機でアンダーウェイトになっていた欧州債などの
買い直しによるユーロ高といったところですが、
それだけではやはり1.40ドルまでのユーロ高ってのは
示現できなかったということですね。
ストレステストに向けて新興国から引きはがされた資産による
ユーロ高圧力というのはそれだけ大きかった。
一応今夜のECBのおさらいです。
政策金利を0.25%で据え置き決定。
ドラギ総裁の定例記者会見。
「長期にわたる低インフレが見られる」
「ECBは全ての利用可能な手段を検討する用意がある」
「量的緩和はひとつの利用可能な手段であり、本日協議した」
「コリドー(中銀預金金利と限界貸出金利の差)の縮小も本日協議された」
緩和というカードもあるぞ!!(ユーロ売り材料)とは言ったものの
結局いつやるの?どうなったらやるの?といった具体性はなし。
(なんだ結局やらないんだろ…ということでユーロ買戻し)
乱高下あるも、結局ユーロはこのイベントとは別に下げる方向にあったわね。
そしてドル円。104円台をチラチラ見に行くものの値固めできず・・・
ユーロ売りになったんだからドル高でしょ、と期待もあったんだけれど、
ユーロドル、ポンドドル、ドルカナダ、オージードル・・・なんかでは
若干ドル高に動いていますが、ドル円ではほとんど影響がみられず。
まあ、明日の雇用統計待ちかな。
今夜の米株は調整ムードで動意なし。
ということで、明日の東京市場はちょっと調整ムードの強い展開となりそう。
TOPIXなんて3日木曜で9連騰です。
チャートみると、一回頭を叩かれそうな節目にも到達しています。
ということで。
日経平均ロングと米株ロングは今夜手仕舞いました。
日経はボラが大きいので、下げるの解ってるなら利食っちゃったほうがいいですね。
下げたらまた買えばいいもの。
ドル円ロングは継続します。
ボラティリティが日経程高くないので、買いなおす局面なしに
上がる可能性大。
雇用統計前にはドル円どうするか再考しますが、
センチメントによっては保有のまま迎えるかも。
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4月26日土曜日 高松に行きます!!
どうなる 株×為替×金 ということで
株のスペシャリスト 岡崎良介さん
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