2014年4月21日月曜日

先週のドル円相場は一時1ドル=102円57銭近辺まで上昇、4月8日以来10日ぶり水準まで
上昇して、好地合いのまま、1週間を終えました。

イースター休暇にはいった週末金曜は全く動意がなかったけれど。


足元での「ドルを買う」要因は、米景気の底堅さが改めて認識されたことと
指摘する向きもあるようです。

4月の米フィラデルフィア連銀景気指数は16.6と、前月の9.0から大幅に改善。
2月はなんと▲6.3だったのですから、これはものすごい改善です。
2月が寒波による落ち込みだったってことが改めて確信になったというところか。

フィリー指数ってISM製造業景況感指数と相関が高いと言われているようで、
これで5月の頭にでてくるISMや雇用統計なんかにも期待が高まっているせいだ、
ということのようですが、そんなに先を織り込んでドル円買われたのでしょうか(^-^;

単純に先週は日経平均420円高という大幅リバウンドとなり、そのまま
じり高で推移したことがドル円上昇につながったと思っているのですが、
米国サイドからの材料も決して悪くないことから、
ドル買いをサポートしているようです。

ただ、米国は個別企業の1-3月期決算がふるわないことが気がかり。

経済指標の悪化と改善を受けた為替市場の値動きは『寒波の影響』ってことに
なっているのですが、この同じ時期の決算で株式相場が弱気に反応することに
意外感があると指摘する向きもあって、つくづく相場は都合のいいように
材料が後付でくっついてくるもんだ、と思っております。


◆個人的に今後が気になるニュース

中国、商船三井の船を差し押さえ 戦後賠償訴訟で
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2000J_Q4A420C1000000/

対日圧力緩めぬ習指導部 商船三井の船差し押さえ
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM2000O_Q4A420C1FF8000/

1月に開催されたダボス会議において、日中関係の悪化がリスクと
海外勢に受け止められたことが日本株売りの一因ともされる中で、
(安倍首相が靖国参拝したことが主にやり玉になっていますが、
中国側からも強硬な意見が飛び出していました)
日中の国交正常化があれば、日本株市場にとって大きな上昇要因となる、
と見られているのすが、どうもこの流れだとそのような兆しはなく、
日本株市場にとっては心理的に圧力となりそうな気がします。

参考2/17 
「世界戦争も辞さず」に凍りついた会場 ダボス会議で出た中国の“本音”
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140217/frn1402171603006-n1.htm

戦時中に日本へ強制連行された中国人元労働者らの提訴も相次いでいるそうで、
習政権による日本揺さぶりが今後どのようなリスクとなるのか
気がかりです。

理財商品とかPM2.5とか中国のリスクはいろいろあるのですが、
思わぬ側面から特に日本市場へのネガティブ材料が出てくることが
あると嫌ですね・・・。

先々週4月第2週の日経平均1週間で1000円下落で
ドル円相場も101円台をうろうろという相場から見れば、
先週14かの週の地合いは比較的堅調だった(日経14500円台回復ドル円102円台)
わけですが、今週さらに上昇できるかどうかは懐疑的です。
買うより、今週週前半に上がるようならちょっと売ってみたい。

アストロロジー的にはとてもとても重要な時間帯に突入します。


さて。先週は大倉キャプテンがポンドドルを買ったことが話題ですが、
その後ポンドが上値を追う展開で堅調ですね。

キャプテンは15日火曜にポンドロングしていますが、16日に発表された英失業率が
市場予想を下回り、ポンド買いに弾みが!利上げへの期待がまたちょっと膨らんだようです。

主要中銀で最も利上げに近いのはイングランド銀行との思惑が強く、
今年はそれを先取りしてのポンド買いが出るだろうと注目が高いのです。

英政府統計局は16日、13年12月~14年2月期の失業率が6.9%だったと発表。
13年11月~14年1月期の7.2%から低下。
5年ぶりの低水準。
BOEは2月まで、将来の金融政策の道筋を示す「フォワードガイダンス」の一環で、
量的緩和を継続する目安に「失業率7%」を掲げていましたが、
現在はこの目安は取り下げられています。

市場の利上げ予測は15年4~6月期が大勢、その前に量的緩和解除があると
見られています。

私もポンドが下がったら買おうかな~

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