2014年5月30日金曜日

日経平均  14681.72(+ 10.77)なんと今日も上昇。

昨晩28日水曜の米株が弱かったにもかかわらずの強さ。
ダウ工業株16633.18(-42.32)

これで6日連続高です。
一時下げ幅96円までありましたが、切り返しました。

昨年末の9連騰に迫るか?という相場になっていますが、
でも10円高ですからね、、、迫力には欠けます。
テクニカルは好転、これはトレンド化する可能性は十分に秘めていますが、
爆発できないのはやはりドル円が上がらない(円安にならない)からでしょう。

米10年債利回りは29日木曜、2.40%近辺まで低下!
下落のトレンドに入ってしまったようです。

米国10年物金利ってね、1981年には15%もあったのよ。

これが30年下がり続けて2012年には1.6%まで下げ底入れ。

テーパリング開始でいよいよ米国の出口が議論されはじめ、
金利引き上げ時期の思惑で相場が動くようになったのが
2013年、3%まで金利が上昇する局面がありましたが、
どうも、再び下落トレンドに回帰したように見えます。

超長期の金利チャートを見てみると、、、
3%をしっかり超えてこないと、底入れしたとみることすら怪しい。
結局は金利低下の時代は終わっていないようにも見えます。

再び2%を割ることはないと思いますが、
2.5~3%のレンジだった昨年の金利水準が
2~2.5%のボックスに低下してしまったとするならば、
ドル円の上昇も過度に期待できないように思います。

でもこれ、米株にとっては安心感にもつながるってことで
大きな下落にはなりにくいですね。

米債が買われ金利が下がるおかげで、
なんか日本国債金利も下がってるみたいですし、
それとは別に欧州債も買われる流となっていて、
(昨年までのアンダーウエイト解消の買いなのかしら。。。)

どこがグレートローテーションなんじゃい。

と突っ込みを入れたくなる相場になってしまっています。

その割には米株、ドイツDAXなど株価は堅調、
新興国にも資金が戻ってきているので、まあ、お金は十分にあふれている。
資金が抜けちゃって元気がないのは
金をはじめとしたコモディティかしらね…。

なんだか不思議な相場。つまりわかりにくい相場。
誰もが予想しなかった米国金利が一向に上がらないという事態に
苦戦中のファンドも多いようです。

(債券空売りしちゃってて・・・買い戻さざるを得ない。
だから金利が上がらないという悪循環という話もあるものね)

今わかりやすいのがユーロですが、う~ん、私が売り参戦してから
下げ幅が冴えませんなぁ(笑)

どうせたいしたことができないはず。
緩和のカードはそれほど残されていない。

というのが、市場の見方のようで、ECB理事会前には
ショートを買い戻すという戦略の方が多いようです。

となると後1週間、ショートも余り粘っていると
踏まされる可能性がある、、、ということでしょうか。
。。。もうちょっと粘ってみます~

今夜は米国4月中古住宅販売成約指数
前月比+0.4%と、市場予想の+1.0%を下回り
3月の+3.4%から大きく伸びが鈍化。

また、1-3月期GDP改定値は
前期比年率-1.0%と、市場予想の-0.5%をさらに下回り
速報値の+0.1%からマイナスに下方修正。

マイナス成長は2011年1-3月期以降3年ぶりです。

一方で、個人消費改定値は前期比+3.1%と、
速報値の+3.0%から上方修正。

良くない指標のせい、、というわけでもないのでしょうけれど、
今夜も10年物利回り低下中で
ドル円が101.50円を割り込んでいます。

ドル安になちゃうおかげでユーロが上がってしまって
私のショートは利益がどんどん減っております!

ドル安のおかげで今夜はちょっと金が戻っているようです。

人気ブログランキングへ

【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】







※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。

※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。

以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。

運営:豊トラスティ証券株式会社