2014年5月16日金曜日

わあ~なんか今夜米株来てるわよ、下がってる。

昨日水曜夜もダウ平均が100ドル安で終わっていて、
これが木曜15日の日経平均が重かった一因だと思いますが、
米株が続落となると、、、、明日も日経は弱いか?

NYクローズまで見ないと解らないですけれど。

ジワリ、SellinMayリスクが近づいてきたのか?って下落です。

それでも、まだテクニカル的にここを割ったらダメ!という節目を
割り込んだわけでなく、高値からの一服といった程度の下落です。
連日の史上最高値更新で上値も重くなってきて、利を伸ばすより
利を懐に、という段階に入ってきたと思われ、上昇幅が小さくなって
出来高も減少してきている米国株式市場、利食いが旺盛なようです。

新規売りが出るほどの弱気ではないということ。

それでも、下値をサポートできるか否か、という14000円の節目に
近づいている日経平均にとっては困った下落には違いありません。

日本市場に独自の強気要因が見当たらない中、欧米勢が積極的に
リスクテイクしてくれないと浮上が難しく、
このあまま日本株市場への物色が見送られれば、節目割れで
テクニカルの悪化からの崩落を招きかねない状況。

なんでこんなに米株と日本株の相関が薄れちゃったんでしょうね。
米株だけじゃないです。ドイツのDAX指数とかインドSENSEXとか、
軒並み史上最高値圏です。日本株だけで遅れ・・・(^-^;

さて今夜の米株の下落はいったい何が理由でしょうか。

リサーチできる範囲でのこれまでのニュースは


◆4月鉱工業生産  予想0.0% → -0.6% 悪化! 

◆米新規失業保険申請件数 予想32万件→31万9000件で予想より若干良。

◆NY連銀製造業景気指数  予想 +6.00 → +19.01 めちゃ良!

◆4月消費者物価指数  予想 +0.3% → +0.3% 変わらず。
◆消費者物価コア指数 予想 +0.1% → +0.2% まあ良し。

◆フィラデルフィア連銀製造業景気指数 予想14 → 15.4 若干良。

◆NAHB5月住宅市場指数 予想49 → 45 悪化!

◆4月生産者物価指数(PPI)+0.6%と、低下予想に反し
3月の+0.5%から上昇。2012年9月以来で最高

今日は米国指標ラッシュだったのね。
印象としては強弱入り乱れて、はっきりとした方向性を示せるものでは
なかったと思うのですが、住宅とか鉱工業生産につれ安となっている、
としか説明のしようがありません。

だってなぜか今夜も米国長期債利回りが2.5%を割り込む下落で
債券買いが旺盛な模様。これが米株弱気に繋がっているようです。

http://j.mp/1cJQ4Va

じぇじぇじぇ!
2.5~2.8%でのレンジで推移していた金利が下方ブレイク!
これじゃドル安が加速してしまいます。


米国2年債と10年債の利回り格差も狭まっており、
通常で考えるならば、景気の鈍化を予想している証拠。

一説にはECBの追加緩和観測で米国債の投資意欲強まっているとの指摘も
あるようです。というのは米国の利回りは低いものの、
それよりもドイツ10年債利回りは1.32%、
フランス10年債利回りは1.78%と
米国の10年債利回りの水準を下回っているんですね。
高利回り債券投資が旺盛になるというロジック。
これだけが要因とは思えませんが、一理ありかな。

おかげでドル円下落にもつながってしまっています。。

それよりも人民元安誘導のためにドル買い元売り介入している
PBOC(人民銀行)が米国債買ってるんじゃないの?って話のほうが
腑に落ちる。おまけに円やユーロまで買ってます。(たぶん)

あえて強気要因を探すならば、
業界一の情報通と言われる荻野金男さんが
ブレバンハワードが再び日本株買いに動き始めた、って話を
番組で披露してくださいましたが、さて、後に続いて
外国人勢が動意づくかどうか・・・・

※ブレバン(http://www.hf-klug.jp/hfglossary/line_ha/hu/004408.html

さて、今日夕方、
思いっきり出遅れましたが、15日満月ということで
(いやそれはホントの理由じゃないけれど)
思い切って、売りポジションを取ってみました。
Nasdaqを3557で ユーロ円を139.73円

レンジ相場なら、日計りで手じまうべきですが、
ドル円、クロス円は少し下方向へのバイアスが強くかかっているチャート形状に。
揉み合い下放れをちょっとだけ期待して今夜は持越してみます。

今夜米株が下げて引ければ、明日の日経はもちろん下落、
14000円の節目トライの相場になりそうです。

人気ブログランキングへ

【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】






※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。

※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。

以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。

運営:豊トラスティ証券株式会社