2014年5月28日水曜日

なんとなんと今夜は NY金先物市場に異変。

1290ドル台から1260ドル台へと30ドルもの急落です。

このところCOMEX金市場でも膠着相場が続いていました。

ウクライナの緊張が高まった時には
有事の金とかなんとか囃されてちょっと上がったのですが、
激化しなかったことで緩んで下落、
それでも、米国低金利に支えられて大きな下落には
なっていなかったのですが、一体何があったのでしょう?

「金の先物市場で4億5000万ドルに相当する大きな売り注文」

と教えてくださったのはTwitterでお世話になっている@kamadaさん。

予想より良かった米耐久消費財、ドル高、ウクライナの選挙と
色々な材料が金安としてあげられています。とのことですが、
材料は全て後付けでしょう。

要するに誰かが大口で売ったってこと。

ここからは私の推測と妄想。

→ ・・・そして、このところ金が下がれば
すかさず中国が出てきて現物を買うのよね。

だから、一部には先物市場で大きく売って値を崩しているのは
中国のSWF(政府系ファンド)なのではないか、
という指摘もあるくらい。

勿論、注文は欧米の金融機関を通じて出すので
ネームは明らかにはならないのですが。

値が崩れたところで中国が現物を拾う、、、そんなスキームが
昨年からあるんじゃないかって亀井幸一郎さんがこっそり
教えてくださったりするのですが、これ、ソースがないので、
メディアなどにはたぶん書いていらっしゃらないと思います。

去年、先物市場で金が暴落した時に中国はすさまじい現物買いを
行っていたことが確認されています。
目的はいろいろに推察できますね。

一応ほかのマーケットもチェックしときましょう。

◆株高

今夜も米株が強い。現在53ドル高、16688ドルまで高値があり
再び史上最高値を目指す勢い。
Nasdaqは完全にレンジを上抜け、上昇トレンド回帰。
SP500は・・・・連日の史上最高値更新中です。

DAX、ドイツもそうですね、史上最高値更新中。
http://sekai-kabuka.com/

◆指標はまちまち悪化も米国金利高傾向

今夜は5月ダラス連銀製造業活動指数が
8.0と市場予想の9.5を下回り
4月の11.7からも低下ているのに、、、お構いなしです。
米10年債利回りは2.55%で堅調推移。

予想を下振れた製造業指数にもかかわらず債券利回りが
下がらずで、ドル・円は102円13銭まで上昇
ユーロ・ドルは、1.3642ドルから1.3617ドルまで下落。

5月米消費者信頼感指数は予想通りの結果も
08年以降2番目の高い水準。

4月米耐久財受注額が市場予想を上回る結果。


株高、ドル高、、、なので、リスク選好相場ですね。
となれば、逆相関で金安は自然な解釈ではありますが、
それにしても、他のマーケットのボラティリティと比較すると
明らかに金だけが下げすぎ。
やはり何か特別な売りが出たと思われます・・・。

一つ気がかりなのが、4月15日に金の調査機関WGCが発表した
報告書の中に中国企業が資金調達手段として保有する金の量が
最大1000トンに上る可能性があるとの指摘。

~何が気になっているかはこちらを参照ください。

http://hiroko.yutaka-shoji.co.jp/2014/04/420.html

中段くらいに、中国理財商品と金について書いています。

このあたりが引き金になっているとしたら、、、ということも念頭に。

他のマーケットに波及していない~金だけが下がっているということで
この懸念は杞憂に終わるかと思いますが。

金安が気になる相場ですが、米株も、ドル円も堅調です。

明日の日経平均はまた上がるでしょう。
おそらく完全に目先はブル相場に転換しています。

押したら買おうと思っていましたが、買いそびれたままです(^-^;


ドル高です、ストレートで豪ドルやキウイを売るもの一考。
ユーロドルをショートするのがいいかな?

日経は押し目買い。

今は伸び切ったチャートばかりでポジション取りにくい(>_<)

明日はどこかで入る機会を伺います。

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