2014年6月4日水曜日

このところ話題になっていた、ベルギーの米国債購入。
今頃ですがちょっと調べてみました。

米財務省証券3月はベルギーが保有世界3位に浮上、ロシアは売り
http://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2014/05/126305_1.php

確かにベルギーが中国、日本に次いで第3位の米国債保有国に
躍り出ています。

このところ、アメリカがベルギーを介して米国債を買っている、
買わせている、というちょっと陰謀論めいた話にまで
広がっていましたが、その背景にはなにが?

①ロシアからの米国債シフトが?!

ロシアは特に今年2月から3月にかけて削減幅が大きいが、
これはウクライナ問題が絡んでいたと推測される。
3月にFRBが保管している外国中銀の米国債保有高が過去最大の減少を記録。
これはロシア中銀が引き出したとの観測が出ていた。
ロシアがウクライナ危機関連の制裁発動を見越して、
米国外に同国債を移したとの見方があったのである。

債券ディーリングで有名な牛さん熊さんブログから
引用させていただきました。
http://bullbear.exblog.jp/22020952


しかし、それだけではないようです。
ベルギーは昨年8月あたりから米国債の保有額を伸ばし始めており、
ロシアの引き出し額以上にベルギーの米国債保有額を
増加させているとか。

ロシアのせいだけではない、、、それで出てきたのが

②ベルギーに本社を置く清算機関ユーロクリアの取引

ユーロクリアとは1968年設立のユーロ市場における集中決済機構。
ベルギーのブリュッセルにあるそうです。
各国の国債などの証券を決済する機関であり、
マーケットを構成する参加者が出資する会社が運営しているのですが、
証券会社・銀行などが利用しているということで、
現在も米国債のトップの保有額となっている中国の残高が
昨年11月からは減少気味となっている背景には、
中国もユーロクリアでの保有を増加させている可能性があるとの考察。

同じく牛さん熊さんブログからhttp://bullbear.exblog.jp/22020952

またブルームバーグ
謎解く鍵はロシアではなく中国か-ベルギーの米国債保有急増
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N4KHG06S972O01.html

中国か!

アメリカが買わせていた~なんて話になって広がっていましたが、
どうやら中国の外貨準備に答えがありそうです。

大倉さんが、中国の外貨準備が4月に入ってから急増していることを
繰り返し指摘していましたね。
1300億ドルも増えて4兆ドルに迫る勢い。
この外貨準備の半分が米債に入っただけでも凄いインパクトだぞ、
これがこのところの米国債金利の低迷の一因だろう、とお話されて
いましたが、それが、ベルギーのユーロクリアを介して
行われていた可能性が高いってことかもしれません。

どちらにしても、米国債金利は先週2.4%まで低下した後
リバウンド中、昨晩3日火曜には2.6%にまで上昇していますので
こうしたオペレーションはひとまず落ち着いているようです。

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