2014年6月9日月曜日

週末の豊商事特別経済セミナーin大阪、
ご来場くださいました皆様ありがとうございました。

マーケット・アナライズの岡崎良介さんと
若林FXアソシエイツの若林栄四さんによる講演、
長期展望は一致して強気も、短期的見通しが真逆で大変興味深く
拝聴いたしました。(あ、仕事もしつつ・・ですよ(^-^;)

5月下旬からの上昇の背景に
「アマダ(6113)利益を株主にすべて還元」や
「かんぽ生命の日本株買い」ニュース、
「信託銀行の売買動向」などを上げて解説くださった岡崎さん。

信託銀行って年金基金の動向が現れるから注目されるんだけれど、
5月第5週(26-30日)のデータで
信託銀行 は5週連続で日本株を買い越していることが確認できます。
買越額は2499億円、2009年3月4週(2508億円)以来、
5年2カ月ぶりの高水準だそうなので、いよいよ年金が本当に動き出した
ことが日本株がサポートされ浮上してきた大きな背景だったと。
ニュースにもなっていますね。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N6OXBX6JTSF201.html

GPIFや霞が関の官僚の年金である国家公務員共済、地方公務員共済、
私立学校教職員共済など「制度3共済」年金マネーなども
いよいよ日本株投資比率20%に向けて動き出すとなると、
その総額は7.6兆円ものインパクト。
企業の自社株買いなども鑑みれば15兆円もの本邦勢の買いが
見込まれる~という岡崎さんのお話はいつも大変勉強になります。

リスク要因は米国、米債2年物金利動向に注意とのこと。

そして若林さん。
長期展望は日本のデフレ脱却、日本株高論ですが、
目先は要注意!時間、日柄を重視したチャート分析でズバリ!

買い遅れたと思っている皆さん、まだ大丈夫。
買い場はまだまだ提供されるでしょう。

私も目先はプチバブル的に上昇して
6月中盤から下旬のSellinjJune には警戒!
と思っていたので、若林さんのお話には興奮しちゃいました。

低金利にも米国住宅市場が冴えない背景は
大学の学費はインフレーションしていて大学生が
卒業すると同時に抱えている学費ローンは3~4万ドルも
あるそうです。これが払えないのに新たな住宅ローンなど
組める余裕もなく、米国の若者は親元を離れられず、
新たな住宅需要が喚起されないという状況に陥っているそうです。
若林さんは格差についても言及されていました。

とにかく会場の熱気が凄かった!
若林さんの新著「富の不均衡バブル」は6月19日発売です。

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さて雇用統計。

コンセンサス通りの数字で為替の波乱要因にはなりませんでしたね。
ドル円は102.11円~102.60円の間を乱高下した後、
じり安で102.49円でNYクローズ。

5月雇用統計
NFP 予想 21.8万 → 結果 21.7万
失業率 6.3%で横ばい

これで、ドル円は102円台大台を固めた、と見ていいかな。
ECB理事会も雇用統計もこなして102円台で終わりましたね。

ダウ平均も80ドル高と連日で史上最高値を更新。
独DAX指数、インドSENSEX指数も史上最高値を更新。
シカゴ日経平均先物は15200円まで上昇で
東京市場金曜の日経平均株価15077円よりも
120円ほど高い水準まで上昇して終わりました。

ということで、週明けからも、強気相場が続きそう。

月曜はまず8:50に日本の第1四半期のGDPが出るので
この数字には注目です。
前期10-12月期は+1.5%、今回予想は+1.4%です。

それから、金曜に日銀の金融政策決定会合があります。
このところの市場のコンセンサスは
日銀が「需給ギャップはなくなった」としていることから
追加緩和期待が著しく後退していますが、
10%までの消費増税を決めるつもりでいるなら
日銀は動く、と見る向きもありますね。

その場合、どのタイミングか?というのが注目ですが、
7-9月期のGDPを意識するならば6月だって、、、、無視できないかも?

というのが今週の注目点。

ユーロは「個人投資家に軍配、ドラギマジック不発」の報道が
多いようですが、私も1.3640のユーロドルショート
いったん撤退です(^-^;マケタ

200日移動平均線の攻防なんだけど、下髭があまりに長いので
一度上がるんだろうなぁ・・・。

ということでポジションは
Nasdaq3746P、
SP5001929P
日経平均15030円ロング。ここ1~2週間の勝負。
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