13日金曜日、SQ、日銀に、満月でイラク情勢悪化が懸念された週末。。。
日経平均、なんと上昇して引けました~
日経平均 15097.84(+124.31)
前日12日に、日経平均ロングはなんと損切りで撤退していたのが
悔やまれてなりません・・・(´・ω・`)
イラク情勢の混乱を受けて前日木曜昨晩のNYダウが
109ドル安だったのにもかかわらずです。
寄付きは下げ幅が142円14830円まで下押しする場面もあったのですが、
安倍首相が午後に法人実効税率の引き下げについて方針を発表すると報じ
られると急速に下げ幅を縮小しプラス圏に。
やはり成長戦略、骨太の方針に対する期待は大きいのね。
日銀金融政策決定会合はやはり何もなし。
一部に追加緩和策への期待もあったのですが、
黒田総裁は
「量的・質的金融緩和は所期の効果を発揮している」
「ECBは追加緩和をしたが、
対ユーロで円が高くならなければならない理由はない」などと発言。
動じない姿勢を示しました。
これは決してプラス要因ではないのですが、
この日は安倍首相の
「法人実効税率は来年度から引き下げて数年間で20%台へ」と
語ったことに支えられた格好です。
その後、NY市場でも米株は持ち直し、
NYダウ 16775.74(+41.55)
ナスダック 4310.65(+13.02)
ということで、あまり気にせずにロング継続していれば
良かったかも?という相場で終わりました・・・(^-^;
米国10年債利回りも反発して2.6%台です。
流石にスペイン国債の逆転現象も解消されて終えましたが、
さて、今週の相場はどうなるでしょうか。
米国債も欧州債利回りも低下していることで
ドルキャリー、ユーロキャリー相場となっており、
高金利通貨が買われる流れとなっています。
豪ドル、NZドルが高いですね。
そして先週は、イギリスがこれに参戦。
BoEカーニー総裁が
「利上げは市場が想定しているよりも早く訪れる」と述べたことで
早期利上げ期待が高まり、高金利通貨カテゴリの仲間入りか。
今週もこの流れが続くのかどうか。
焦点一つは、やはり先週の米株の下落要因となった
イラク情勢の行方。
アルカイダ系の武装組織「イラク・シリア・イスラム国」が
首都バグダッドに向けて進撃中。
マリキ・イラク大統領がオバマ米大統領に対して空爆を要請していますが、
オバマ大統領は結論には13日時点で「数日を要する」としており、
その決断が今週にあるということでしょう。
ただし、オバマ大統領のこの態度には国内からも批判が高まっており、
これが経済にも影響を及ぼさないといいのですが・・・。
「何も決められない大統領」 イラク混迷、高まるオバマ批判
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140614/amr14061420060007-n1.htm
イラク情勢を受けて原油価格が上昇していますが、
原油が高止まりすることでガソリン需要期に入っている
米国景気に響くことは、マイナス要因となります。
原油輸入の依存度が高い日本経済にもマイナス要因で
貿易赤字の拡大により円安要因とという見方もあるようですが、
仮にそれが材料で円安となるのは、いい円安ではないですね。
目先、このリスクによる原油のさらなる急騰があれば、米株が下落、
日本株も下落、円高になる、というシナリオもありますので、
貿易収支による円安というのは少し先の話です。
そして、今週は17-18日FOMCがありますね。
100億ドルのテーパリング(量的緩和縮小)の継続が予想されており、
資産購入額は、450億ドルから350億ドルに減額される見込み。
このペースで行くと、今年10-12月までに資産購入額はゼロとなり、
QE3終了となります。この頃に今度は利上げ開始時期が市場のテーマとなり、
金利が動き出すことで、株価が落ちるという予想もありますが、
個人的にはそんなに後ではなくて、今月あたりに
大きな調整があるように思っているのですが・・・・。
まだそのタイミングを定め切れていないので、
ちょっとポジションテイクはせずに様子見かなぁ。
為替市場では、豪ドル、キウイ、ポンドなどの高金利通貨買い、
低金利通貨売りが主流ですが、いつまで続くか?
とにかく、各国の10年債利回りにも注意を払っておかねば~
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