2014年7月8日火曜日

何この既視感・・・・デジャヴっていうの?!

やっぱり雇用統計が高値で反落しちゃったわ。

今年に入って繰り返される雇用統計結果良好でドル円上昇、
ところが週が明けると下落してしまうパターン。
3月の雇用統計から4.5.6.7月と5回連続です。

まさか今回も同じ展開になろうとは。

しかも、どんどんその高値が切り下がっているのよね。
こういう上値切り下げ型のトライアングルは
ディセンディング・トライアングルと言って、
実は下抜ける形なのよね。

三角形の下の部分は平行で、ある価格帯で支えられるも、
上値は切り下がってしまっている形で、
買い圧力より売り圧力の方が大きい時に出る形なのよ…。

ということで、テクニカル的には下がっても全然おかしくない中で、
膠着しているって相場が続きます。
上値追いには失敗しましたが、かといって100.70近辺を
割り込むような(今年の安値レベルね)下落にもなっておりません。

何故今日下がったか・・・。別段材料があったわけではないようですが、
日銀名古屋支店長のコメントが上値を抑えたような気もします。

◆日銀:梅森名古屋支店長 支店長会議後の会見

「これ以上の円安は燃料コスト高を引き起こしかねないとの声もある」
「現状程度の為替水準が心地良いとの声が圧倒的」
「さらに円安を望む声は聞かれない」

名古屋ではこれ以上の円安を望む声が少ないってことかしら。
確かにガソリン価格は10週連続、ディーゼルオイル(軽油)は
11週連続値上がりです。車離れが加速する可能性。
名古屋はトヨタのお膝元。エネルギー価格の高騰は歓迎できない
ということが色濃いのかもしれません。

アベノミクス、異次元緩和の円安をいち早く享受しただろう
エリア。これ以上の円安を望まないという発信はまたも名古屋から
発信されたということか。

このコメントを真に受けるならば、もう日銀の追加緩和なんか
無くてもいいわけです。追加緩和期待からの円安は消えた。
ということで、こうなってしまうと米国側からの材料で
ドル高になる局面がこないとドル円は上がらないということね。

つまり、いよいよ金利が上がる、ということにならないと上がらない。
テーパリングは粛々と行われているにもかかわらず金利が
上がらないことを鑑みると、テーパリングが完全に終了してからが
勝負、、、FRBが次のメッセージを市場から催促されるまでは
動きにくいということです。

となると9月のFOMCあたりが焦点ということになり、
夏場はこんな感じであんまり動かない相場となる、ということか。

最近みんなが、夏場はレンジが続くと言い出しているので
油断大敵ではありますが、想定できる材料だけでは
ボラティリティを生むのが大変困難なセンチメントとなってしまいました。

今日は欧州株が弱く、その時間からドル円クロス円が崩れていますが、
NY市場では米株も調整でしょうか、売られています。
ダウが17000ドルを割り込んできましたので、
ダウlongを16956ドルで手仕舞って、利確。

ドテン売りに回りました。16927ドルショートです。
本気で売るわけじゃなくて、軽く。。。いつ下がってもいいように(笑)

この低金利、株高相場に逆らってもいいことはなさそうですが、
調整があれば、そこそこの値幅が取れる形ですものね。

ポンドドルも思うように伸びないので1.7133ドルで手仕舞い。
また買い場を改めて探します。

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