2014年8月31日日曜日

ドル高で終わりましたね、8月最終週。

最終営業日の29日金曜NY時間に
にわかに円高となる局面があったのですが、
これは月末絡みの売りだったと解説されています。

103.80-83円まで下押す場面があってちょっとヒヤリとしましたが、
売りが一巡すると対欧州通貨でドル買いが進んだことにつれたほか、
ダウ平均が持ち直したことを支えに買いが入り
NYクローズは104.115円と日通し高値をつけ手終わりました。

20日金曜に発表された指標は
8月PMIシカゴ購買部協会景気指数は64.3と予想 56.5を上回り
8月消費者態度指数確報値も82.5と予想80.0を上回る、という感じ。

これが材料視されてドル買いになった、というよりも
むしろユーロが一段安となったせいでのドル高だった印象です。

ユーロドルの方も日通し安値引け、というより新安値を更新中です。
1.3150にバリアオプションが観測されていた模様で
1.3150ドルの下抜けを狙った仕掛け的な売りが出たようです。

もろくもこの水準は突破されてしまったことで
目先のストップロスを誘発した、ということのようです。
1.3132ドルまでじりじりと値を下げる展開、昨年9月以来の安値に
沈み込んでいます。


結局先週はずっと「ドル高」基調が続いた、ってことですね。

22日ジャクソンホールでのイエレンFRB議長の講演、
ドラギECB総裁の講演を通過後に加速したドル高。

今週は ECB理事会と雇用統計がドルの方向を占う大きなイベントです。

特に注目なのはECB理事会。

ジャクソンホールでのドラギECB総裁の講演から
市場は緩和期待を高めていることが足元のユーロ安の背景。

8月のユーロ圏の消費者物価速報値は+0.3%まで低下しています。
対ロシア制裁による影響もじわり影響しているんでしょうか。。

デフレ目前といった状況で、ECBが追加緩和を協議するであろうと
市場が期待するのも無理はありませんね。

ただし、先週27日㈬に
ブラックロックがECBアドバイザーに、ABS購入策設計
http://jp.reuters.com/article/jp_eurocrisis/idJPKBN0GR1W520140827

ECB、ABS買い入れでブラックロックを顧問に起用
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052970203483604580118273937205454

などと報道があったことで

この時期の顧問起用発表で、1週間後に具体策が出るとは思えないため、
9月は見送られるだろう、という見方もあるようですが。

ドラギ総裁声明で、検討に入ったとするだけでもアナウンスメント効果は
あるわけで、具体策など出さなくても、市場の期待をつなぐことは
可能なのではないか、という見方もできないこともない。

ゴールドマンサックスがユーロの見通しを修正したことを
西原さん有料メールで松崎美子さんが書いてくださっていますが、

3ヵ月後  1.35 ⇒ 1.29
6ヵ月後  1.34 ⇒ 1.25
12ヵ月後  1.30 ⇒ 1.20
2015年末  1.27 ⇒ 1.15
2017年末  1.20 ⇒ 1.00

ということで、順調にユーロは下がり、ドル高になるとみているようです。
しかし、デフレ化にある通貨は基本的に高いんじゃないの?
という疑問も残るわけで、
今ユーロが下がっているのは、あくまで、さらなる緩和策、
量的緩和に踏み出そうというタイミングであることからの
思惑売りが市場を席巻しているせいだと思うのですが、どうでしょう。

しかし、来年、実際に米国が金利の引き上げに踏み切ることができれば
ドル高要因が加わり、ユーロはさらに下がる、と
見ることもできるわけです。

為替って、ほんと難しい。。。(笑)

ともかく、まずは9月4日のECB理事会に向けて
「ユーロ」がどう動くか、が週前半の焦点。

そして理事会後からは急速に5日金曜の雇用統計が
注目されることになるでしょう。

ポジションはドル円ロング、日経ロング継続で
下がる局面があれば買い増しの戦略です。

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明日1日(月)米国はレーバーデー祝日で休場ですよ。

今週の主なイベントメモです。

2日(火)
豪中銀政策金利
ユーロ圏生産者物価(7月)
米ISM製造業景況指数(8月)

3日(水)
自民党役員人事、内閣改造
豪GDP(第2四半期)
中国非製造業PMI(8月)
ユーロ圏GDP改定(第2四半期)
ユーロ圏小売売上高(7月)
米自動車販売統計(8月)
米製造業新規受注(7月)
米地区連銀経済報告(ベージュブック)

4日(木)
日銀会合・黒田日銀総裁、記者会見
豪小売売上高・貿易収支(7月)
英中銀政策金利
ECB政策金利・ドラギECB総裁、記者会見
米ADP雇用者数(8月)
米ISM非製造業景況指数(8月)
米新規失業保険申請件数(30日までの週)
パウエルFRB理事・ダラス連銀総裁・クリーブランド連銀総裁
ミネアポリス連銀総裁、講演

5日(金)
日銀月報(9月)
米雇用統計(8月)
ボストン連銀総裁、講演

6日(土)
フィラデルフィア連銀総裁、講演

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