う~ん、風向きは変わったのかな?
それとも、ちょっと一服でしょうか?
9月第3週、FOMCにスコットランド独立投票にアリババIPOと
怒涛のイベントをこなし上昇した米株、そしてドル高。
週明けからは反落の展開です。
週明け22日㈪株式市場
日経平均は ▲115.27 16205.90円
ダウ平均は ▲107.06 17172.68ドル
そして23日㈫日本市場は祝日休場ですが、
米株は今夜も弱含みの展開で(0:20現在50ドルほど安い)
2日続落となりそう。
ドル円は23日㈫にかけて108.25円までじり安となりました。
ただ、ドル円見てると買い気も強く、崩れてきたという印象はないですね。
アリババ上場で材料出尽くし感が台頭したソフトバンクが22日㈪に
6%を超える下げとなったことが日経平均の重しでしたが、
やはりイベント通過で株式市場は買いが続かないのでしょうか。
週明けの米株の弱さの一因として
中国の財政相が大規模な金融緩和に消極的な姿勢を示した、
というニュースもありましたが、
やはりダウ平均は過去最高値の更新が続いた後でしたので、
アリババ上場で短期的な過熱感が出たんじゃないかなぁと思って
見ていたけれど、きょう23日になって米軍がシリアを空爆開始との
ニュースでドル円、クロス円が急激に円高となる局面が。
でも、今年の相場の特徴のひとつでもありますが、為替市場は
こうした「地政学リスク」で下落したところは絶好の買い場。
今夜もすかさず急落後に買いが入ったと見えて、
チャートはほぼV字で戻っています。
ただ、今夜の特徴としては、ポンド円とユーロ円は
ドル円に連れてきちんと戻りましたが、
豪ドル円とキウイ円が戻れないで下げてきている・・・。
ということでオセアニア通貨が弱いですね。
これが何でなのかはわからないのですが。。。
今のところ、ドル円と日経平均のロングはまだ継続保有の方向です。
22日NY連銀のダドリー総裁が
「経済の力強さの一段の確証を得るまで、利上げを見送るべき」
「政策の指針は、利上げに関する確実な約束ではない」等と発言
米国の早期利上げ観測はやや後退したことも、ドル高一服の
背景にあるようですが、まあ、もう少し様子を見ることにしましょう。
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週明け22日、ドラギ総裁の議会証言がありました。
(ECB総裁は四半期に一度金融政策について欧州議会で証言をする義務がある)
・ECBには責務の範囲内で追加的非伝統的手段講じる用意がある
・TLTROの供給額はECBの予想範囲内
・ABS市場、ECBの介入の結果成長すると確信
・インフレが長期間低水準にとどまれば
非伝統的介入の規模・構成を変更する用意
などの発言がありましたが、特に目立った反応はなかったようです。
ただ、ユーロが底入れしたムードはまだありませんね。
週明けもじり安の様相。
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先週末はニュージーランド総選挙がありました。
(あまり注目してませんでしたが)
キー首相率いる与党・国民党が大勝で予想どおり。
マーケットがこれを材料視した形跡はなく、
週明けは先週末とほぼ同水準でのスタートも、
火曜になって再び下落の様相となっております。
NZドルもまだ下げ止まりのチャートにはなっていませんね。
ということで、ユーロやNZに対してはまだドル高は継続しそう。
となると、円に対してもドル高継続か??
なんて。
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