2014年9月25日木曜日


今夜は(24日㈬)米株戻っていますね。
アリババ上場祭りが終わって、㈪㈫と2日間、
ダウ平均は3桁の下落でしたものね。

これが、自律反発に過ぎないのか、それとも押し目終了で
再度高値を狙うのかはまだはっきりしません。

昨晩、アメリカ軍がアラブ五か国とともに初めてシリアの
「イスラム国」拠点に対し空爆を実施するなど地学的リスクの高まりが
材料視されたのかもしれませんが、昨今は地政学要因を材料にして
動いたら、そこは逆張りで攻めるのが正解となっている相場。

先週はトリプルウィッチングだった、、、ということを
考えると、今週の株価は弱いというアノマリーが。

トリプルウィッチングとは訳すると3人の魔女ということですが、
株式先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引の3
つの取引期限満了日(SQ)が重なる日のことで、
主に米国市場で使われている言葉です。
3月、6月、9月、12月の第3金曜日がTriple witching !

株式相場に波乱が起こりやすい日となるとされているのですが、
面白いのが、その翌週の株価。

西原さんの有料メールから一部抜粋しちゃうと

米バンカメ・メリルリンチの調べによると、
株式指数先物が誕生した32年前から現在まで、
9月のTriple witching dayの翌週は、
1年で最も株価が下落しやすい傾向にあるそうです。

同行の調べによると、32年間の間でその週にS&P500が下落する確率は、69%
過去12年に関しては、そのうち10回に渡り、下落が観測されたそうです。

(もっと詳しい解説は有料メールにて)

ということで、今週は米国株価が軟調となりやすいみたいね。
今日の戻りは売りたたかれるかもしれません。

◆米株が弱いと素直に弱いのが日本株、
今日は16167.45(- 38.45)

明日が9月末の配当権利付き売買の最終日ということで
下押し局面では配当や優待狙いの買いが入り、
引けにかけては下げ幅を縮小していますが。。。

興味深いのがドル建ての日経平均。

現在150ドル下の水準、148ドル台近辺で推移しています。

チャートを確認すると8月以降、150ドルを上限にほぼ横ばい。
この期間、円建ての日経平均は4%強上昇し先週19日には
6年10カ月ぶり高値を更新したのとは対照的な動きです。


この背景には「円安に対する株価の感応度の鈍化」があると
指摘されているのが気がかりです。というのは、
円安となればドル換算した日経平均株価には割安感が強まり、
従来であれば、海外勢の買いが強まる傾向にあったのですが
足元では円安による目減り分を相殺する程度にしか
買いが入っていない状況となっているということ。

ここ10年でドル建て日経平均が150ドルを明確に上回った水準で
定着したことは一度もないということで、
外国人投資家が日本株を『割高』とみる水準が
150~155ドルに凝縮されているとみずほ証券の唐鎌氏。

日経平均が弾みをつけてより上昇するには海外勢の
積極的な買いが入らないと、、、ってな状況ですが、
今、米国の富裕層はキャッシュ比率を高めているという情報もあり、
あまり積極的に資産を買う姿勢にはないようです。
これは米株にとっても同じ状況よね。

明確に155ドルを上回ってドル建て日経平均が上昇することがあれば
これはもう、物凄い大型相場のスタートとみていいでしょう。
たまにチェックしてみるといいかもね。
http://www.marketnewsline.com/apps/market/quotes?r=3m&c=1010&lang=ja

それと、米株の頭を抑えているもう一つの材料として
話題なのが米国がBEPS 租税回避企業への規制。



節税のための本社移転の抑制を狙った新規則です。
税率の低い国へ本社を移転して節税する「インバージョン」と
呼ばれる行為について税制上の恩恵を減らすとともに、
新たな本社移転をこれまでよりも困難にしているものです。

つまりこれまでは本来なら米国に入るはずの税金が
税率の安い国へ流れてしまっていたわけですね。
これが、名だたる有名企業がこぞってやっているわけです。

日本でもそうですよ・・・。
日本も導入したほうがいいのでは?!

課税を避けられる「融資」の形で
買収先企業に資金を移す手法は取り締まりの対象となることで
23日の欧米株式市場では、インバージョンに絡む買収案件に
かかわりそうな企業の株式に売りがかさんだとされています。

また、これがドル高を招いているとの指摘も!!
なんでこれがドル高かというと、買収を目的に
日欧の銀行預金や株式・債券市場に滞留していた資金が
米国に回帰(レパトリ)するのでは?という思惑です。
実際にそういう資金フローがあったかどうかは不明ですが。

昨晩は米国債利回りの低下にもかかわらずドルに買いが入った
ところを見ると、そんな思惑も強かったのかもしれません。
シリア空爆で有事のドル買い?かもしれませんが・・・。


しかしながら今夜は米8月新築住宅販売件数も
予想の432Kを大きく上回り、504Kとなったことで、米株は反発。
ドルも強含みとなり、その影響かユーロドルが1.28台割れと
また新値を取って下落してきました。

ユーロドル、まだ底入れしていないということですね。

トレンドはまだまだドル高のようです。

押し目は拾う方向?!
買い増しはできていません(^-^;が
ドル円ロング、日経平均ロングは継続です。

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