2014年10月23日木曜日


今夜のダウは小動きに終始していしたが、1:00を超えたあたりから
売りが優勢となってきました。
昨日までの株価回復局面でダウは200日移動平均線を超えきたのですが
今夜の終値では再び200日SMAの下に落ちてきそうな予感。

今夜はそれほど悪い材料はないんですけれどねぇ。。。米国には。

まず21:30 米9月CPI消費者物価指数が発表され
市場予想を上回ったことでドル買いが旺盛となりました。

前年比 +1.7%(予想+1.6%)前回8月分+1.7%
前月比 +0.1%(予想 0%) 前回8月分▲0.2%

若干米国債利回りは上昇したのですが、勢いがあるという感じでもなく。
今夜は化学大手のダウ・ケミカルやボーイングの好決算が出たりも
しましたが、それでも、米株ダウ平均は200日移動平均線を超えて
なお上昇する力にはならなかったようです。

まあ、適度に一服しガス抜きしながら上がる方が腰が強いとも
言えますね。今夜の調整を経て、また木曜は買い直されるんじゃないかな?

ひょっとすると、今夜の米株の一服の背景にはまたしても欧州の
ニュースが関係しているかもしれません。

ECB理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁が
22日、社債の買い入れ実施はECBのバランスシート拡大に向けた
1つの方策となるとしながらも、
ECB理事会ではこうした議論はまだ行われていないと述べた。

「ECB理事会ではこうした議論はまだ行われていないと述べた」

↑ここですよ、ここ。

昨日は社債購入検討という報道で、米株上昇に繋がっていたのですから、、、
この報道を受け、その分の上昇は一度吐き出されるかもしれません。
ちょうど200日移動平均線のあたりで抵抗が強いところまで
上がってきたところでこんな報道があって、阻まれると、
これ、結構解りやすいですね。

ちなみにこのノボトニーさんというのはECBの今後の政策の行方を占う上で
キーマンになる人物で、これまでも、ECBの政策が変更される際は
ノボトニーさんが事前に市場へそのメッセージを発信しているという
ことが多いのです。だから結構ノボトニーさんの発言って注目度高いのよ。

さらにECBは26日に銀行のストレステスト(健全性審査)の
結果を公表することになっているのですが、


スペイン通信(EFE)が、11行が不合格になると報じているほか、

PIMCOの金融機関調査責任者、フィリップ・ボデロー氏は
18行が失格になる見通しという見方を出しています。

これを嫌気して今夜はユーロが売られており、ドル高はドル高なのですが、
欧州のネガティブニュースに米株も調整を強いられる局面と
なったような感じがしますね。

少しだけNasdaq指数をショートしてみました。
一目の雲の下限まで勢いよく上昇してきたので
ここは一度で簡単には抜けられないだろうということで
短期での押し目局面を積極的に売って取ってみようと。
このポジションは薄利で手じまうつもりです。

基本は底入れしたと思っています・・・。

また、今日はドル円を106.99円でロングしています。
105円台まで落ちてくるのを待っていたのですが、
再度105円台はなさそうなムードですので、
107円挟んでのもみ合いで買ってしまいました。

これはCPIのドル買いのおかげでプラスになっていますが、
今夜は株が一服しそうなので、あまり大きな動きには
繋がりそうもないですね。

現在日経平均ロング、ドル円ロングになっています。
そして短期でのNasdaqショートです。

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