2014年11月16日日曜日


押し目待ちに押し目無しの日経平均とドル円相場。
今週は7-9月期GDP公表と解散総選挙表明受けて
押し目形成となるか、が最大の焦点。

あくまで「押し目」というところがミソ。
天井ということではありません。

だって株価が下がれば日銀がETFでTOPIXやJPX400を買いますし、
GPIFの日本株買いもまだまだ出てきます。

下がれば、すかさず買われる管制相場、天井ということなど
有り得ないのです。押し目、あるいは持合いとなることはあっても。

というわけで、まずは週明け17日㈪8:50に出てくる7-9月期GDP速報値

予想が +2.2%

これじゃぁ、予想の時点で消費税増税は無理。

浜田エール大名誉教授も3.9%以上ないと
消費増税前のトレンドには戻れないと話していますし、
本田悦朗内閣官房参与も3.8%以下なら消費税再増税は問題外だと
述べています。このレベルにまったく及ばぬ水準となりそう。
だからこその「解散・総選挙」風なわけです。
これはもう既定路線。今更解散なしはあり得ないところまで
動き出してしまっています。

ということで先週は海外勢が猛烈に日本株を買い上げています。
株投資で著名な夕凪さんのtweetです。
https://twitter.com/yuunagi_dan/status/532777047232626688
海外勢の買い、国内勢がみんな売っていたことが分かります。

現物先物併せてこの2週間で外国人勢は
3兆6000億円もの買い越しだそうです。

こうしたポジションを見ると今週はこうした外国人勢が
GDP,安倍首相の解散表明の内容をみて、利食ってくるのか、
さらに買い上げていくのかに注目ということになりますかね、、、

しかし、利食ったとしても、下がればまた買うでしょう。
どこまで下げさせるか、というだけで、
下がれば、日銀やGPIFが買い出動することが分かっている以上、
海外勢も売りを長期化させる戦略はとらないでしょう。
つまり、利食いで下がる、あるいはショートも超短期で
ボラティリティを作る目的だけで、崩すことができたら、
その安値をすかさず買ってくると思われ、
我々個人投資家は、その素早い動きについて行く自信がないのなら
安値に指値でもおいてのんびり構えることが得策です。

この水準で買えたら美味しいな~と言うところに指値しておこうっと。

でも、GDPってもう悪いことが分かっているので、
数字がでてもあまり動かないかもしれませんね。

動く可能性が大きいのは安倍首相が解散の大義をどのように
国民に説明するか、という点において上手くやれなかった時?
ひとまず、事実売りが出るリスクに加えて、安倍首相の発言が
相場を動かす可能性が大きいと思われます。

18日有識者会議ということで、18日の会合後から19日にも
解散表明があるとみられています。

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それと、もう一つ注目なのはFOMC議事録。

10月に発表された9月分の議事録では
何故かFEDが世界経済の減速リスクに懸念や
ドル高が成長やインフレに与えるリスクへの言及があったことで
早期の利上げに踏み切らないとの思惑で、ドルが売られる展開に。
これは株式市場にはポジティブだったのですが、
ドル高牽制があるとは思っていなかった為替市場には同様が走りました。

さて今回、10月分の議事録では何が飛び出すか。
意外と市場を動かしますので要注意です。

そこでドル売りとなったら、そこが買いのチャンスでもありますね。

ということで、今週も忙しくなりそうです~

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