2014年12月17日水曜日


ボラ激しい~!
NY時間は米株、原油、ドル円と猛烈に戻っています。上昇中。

欧州時間まではそりゃもう酷い下落だったんです。
ロシアデフォルトか?!ロシア危機再来・・・くらいの勢いで皆ネガティブ。

東京時間で日経平均は ▲344.08 16755.32円まで落ちるし、
その後の欧州時間の日経平均先物では 16440円まで下がったわよ。

代表的なインデックスの値動きを追うと、、

★東京/欧州時間 キャー原油安でロシアデフォルト!? 投げ売り~

日経先物 16440円 
ドル円 115.56円
WTI原油 53.60ドル(2009年来の安値)
ダウ先 17050ドル  などの安値を更新

↓ ・日経平均16500円の買い指値ヒット
  ・ポンド円182円指値ヒット
  ・豪ドル円 96.05円飛び乗りロング

★NY時間 一転買戻しよ~!もう底入れかもしれない??

ダウ平均 17427ドルまで戻す
日経先物 16890円まで~
ドル円 117.75円
WTI原油 57ドル台タッチ
(1:50時点までの推移)

・原油ショート買戻し 55.06ドル 

今日はかなりトレードしてます。
デイトレではもっといろいろやってる(^^;

記したポジションは比較的中期で持てるんじゃないかな??と
目論んでいるものと、長らく持っていた原油ショートを
買い戻したって報告です。

ここで底入れ、、、かどうかはまだ判断しかねますが、
今日のNY時間の戻り方が大きかったので、
まずは利益を確保してから、次の出方を考えようと思って。

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一体何があったのか。整理しておきます。

東京~欧州時間までの下落の背景はロシアルーブル。
原油安が効いているんでしょう、ルーブル安が止まらず、
昨日ロシアは政策金利を10.5%→17%に引き上げました。

一気に6.5%も利上げするなんて。。。先進国では考えられません(^^;

ロシアのルーブルは年初来、50%も下落する異常事態。
これをなんとかしなければ、、、ということからの利上げですが
ここまで追い込まれているということでもありますね。。。。

利上げ後ルーブルは猛烈な勢いで買い戻されて、
昨日12/15に10%下げたものをほぼほぼ全戻しするくらいまで
効果があったのですが、、、

その効果、たった1日だけ!!この5日の動き。


そもそも1日10%下落した昨日の動きって1998年のロシア危機の
ロシアデフォルトの時以来なんですって。

それなのに、今日は、それをさらに上回るボラティリティ。
今日のドル・ルーブル相場はロンドン市場で
80ルーブル突破するところまで再下落!!!

チャート見ていただけるとわかるかと思いますが、
利上げ効果が一時的に終わってしまって、
再下落(ドルルーブルなのでチャートは上昇ね)のゆる戻しが大きい。

これを見て、マーケットが大荒れに荒れたわけです。

6.5%利上げしても効かないなんて!!

でもね、、、このチャート見てると、セリングクライマックスっぽいよね。
こんな天井つきのチャート、なかなかないですよ・・・・。

ただ、原油が本当に下げ止まったのか、
原油安によって引き起こされるレパトリが終わったのかは
まだ確信が持てないので、ルーブルが下げ止まったともいえないのですが。

国営石油大手ロスネフチは最近、6250億ルーブル(86億7000万ドル)の社債を
発行しており、調達資金を外貨に交換するのではと不安視されているようです。
そうなればルーブルがさらに下落すると目されているようで・・・。

また、ロシアの危機についてはMarketHackの広瀬さんのブログがためになります!
http://markethack.net/

私も、日経平均、豪ドル円、ポンド円は拾ったものの、、、
もっと下がることを想定していたので、
ドル円を拾えていません。

それと、トルコリラももっと買い増したいな~と思っていて
指値していた注文がHITせず。これで調整終わりだとちょっと物足りない?!

まだわかりません。
今夜は単なる揺り戻しで、明日から再下落があるかも?です。
まあ、ゆるゆると買い指値を散らしておくことにします。

原油はボラが高いので、しばらく手を出さず様子見。

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さて、おそらく今年最後のビッグイベントが明日のFOMC.

焦点は声明文の「considerable time」(相当なの期間)という文言が
削除されるかどうか、、、、

だったんだけど。

この原油安と新興国にまで飛び火したリスクオフの流れの中で
文言削除となれば、さらに新興国通貨下落となりそうですし、
不安定な株価への影響も懸念されるかと思いますので、
明日は文言削除はないんじゃないか?ってムードになってきていますね。

12月5日の雇用統計の数字を見た後は、文言削除がコンセンサスとなっていた
のですが、この原油安から引き起こされた株安、新興国下落は想定外・・・。

つい先週までは「considerable time」(相当なの期間)を削除して
「patient」(忍耐強く)という文言に代わるという予想だったのにね。

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豪中銀は、12月の理事会議事録を公表しました。

「最も賢明な路線は金利安定の期間」として
早期の利下げが示唆されなかったことで、少し買い戻されたかな?

ただ、「均衡の取れた成長にはさらなる豪ドル安必要となる公算」
という見解も示されていて、早期利下げの思惑は強まらなかったものの
RBAが豪ドル安を望んでいることは改めて確認できたということで
豪ドルの戻りは弱いと思われます。

今日は豪ドルとの相関が高い中国の指標が発表され

中国 12月   HSBC製造業PMI が 分水嶺の50割れ。

結果 49.5 前回 50.0 予想 49.8

豪ドルを買う理由はないようですね。。。

私が今日豪ドル円を買ったのは、ドル円が再上昇すれば、
クロス円も上昇するというだけのこと。
GPIFは海外債券や株式も買うといっていますので、
豪ドルなども上がると思っています。
随分豪ドルは下げて、今日、日足の一目の雲を下抜けたのですが、
その後、下ひげを付けて反発しており、雲がサポートして
戻る可能性にかけてみました。

再下落があってもせいぜい10月の安値91円台でしょう。

ただ、怖いのが、ロシアだけじゃなくて、チャイナリスク。

今日はこんなニュースを見つけました。

このところのドル高で、ドル建て債務の返済負担が増幅しているが、なかでも中国の負担増が市場の一部で話題となっている。 国際決済銀行(BIS)が7日公表したデータによると、第2・四半期の新興国向け国際融資は中国向けが最大となり、4分の1以上を占めたことが分かった。 中国向け国際融資は同四半期に1兆1000億ドルと、650億ドル以上増加。年初から6月末の累計では約50%拡大した。 中国では景気後退が続く中、「ドル高がさらに進行すれば、返済負担に耐えられない借り手が出てきてもおかしくない」(アナリスト)とされ、新たなチャイナリスクが浮上する可能性があるという。 


ルーブル安だけがリスクじゃない?!
ドル高になることで、中国の返済負担が大きくなるって構造なのね。

地雷はあちこちに埋まっている!

そんな中で、また下がったら、日本株、ドル円は買い拾う戦略で。

でも、買い値より下がるようなら、速やかにやめる柔軟さは必要よ。

今夜はNZのフォンテラのミルク価格オークションの日。
前回比+2.4ということで、ひとまず安心?!
なんか今夜はミルク価格よりも原油価格、そしてルーブルよね。

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それと、ちょっと興味深いtweetをご紹介。

@Kamada3 さんです。

このチャートを気にしている人が結構いるようです。米国の新規失業保険申請者の推移です。(灰
色の部分は景気後退期)最近40年間を見た場合、30万人まで下がると、申請者数は上昇に転じる傾向があります。最新の数字は30万人を割っています。 pic.twitter.com/3OaneMWrgJ

なるほど、面白いですね。
利上げは意外と遅いかもしれません?!

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