2015年1月16日金曜日


びっくりしました・・・。

ユーロスイスの1.2000のフロア―決壊です。

フォレックスラジオ明け、出演陣と打ち上げで食事していたんですが、
ふとレートをみると何かがおかしい…。

めちゃめちゃ利益になってるポジションがあるんです。

ユーロスイスの1.9865のショート。

逆指値でずっと置いていたのがヒットしてる?!

こうなると、このポジ、なんとしてでも利食わないと落ち着きません。
尋常じゃないことが起こっているわけで、業者さんによっては
レートが出ていなかったり、すさまじいスプレッドだったり。

なんどもオーダーはじかれてあきらめていたんですが、
気がついたら仕切られていました。
1.0255 で買戻し。
EBSでついたEUR/CHFの一番低い値は0.8500フランだそうです。

その後、その業者さんはスイス通貨の取引停止しています。
とりあえず手じまえて良かったです。
こういう時は値段がつかない、はじかれる、滑るのは仕方がない。
利食いで手じまえただけで御の字です。

それでも2000pips以上の利益に。。。お年玉ですね。

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一体 SNBスイス中央銀行は何を考えているんでしょう?!
そして、なぜ今日なんでしょう…。

・主要政策金利 -0.25%から -0.75%へ引き下げ
・対ユーロのスイス上限 1.2000フロアーを撤廃 

無制限為替介入の撤廃は「必然的だった」と、
トーマス・ジョルダン総裁はコメントしていますが、
他の中銀とコミュニケーションを取ったかは答えられないとしています。

つまり、コミュニケーションしたんじゃない?!

考えられるのは欧州ですね。ECB。来週22日にECB理事会があります。
そこで、OMT国債購入に踏み切れるのかどうかが注目でしたが、
たぶん、来週のECB理事会で国債購入に言及するんでしょう。

英金融機関ジェフェリーズのジョナサン・ウェッブ氏は
「スイス中銀は、欧州中央銀行(ECB)が来週にも量的金融緩和政策を開始すると見込んでいるのかもしれない。(25日には)ギリシャで総選挙も行われ、(結果次第では)対ユーロで上限を守ることが難しくなるとにらんでいるのだろう」と分析する。
 また「そのため、スイス中銀は無制限為替介入策をあきらめ、マイナス金利を拡大することにした。 ~ http://bit.ly/14EiTyF

SNBを信用して1.2000をバックにユーロスイスをロングしていた向きは
大損失を被ったはず。ストップオーダーがまともに入ったかどうかも
わからない、歴史に残る急落です。

通常、こういうとんでもない相場があって、かなりの損失が出た向きが
あることが容易に想定できる場合、他の市場も大混乱となります。

つまり、株やドル円など買いが溜まっていたと思われるアセットは
換金売りから売り浴びせの嵐になることが予想されるのですが、

あれあれ、、確かに直後は日経もダウも大きく下がったのですが、
意外に下げ渋って、ダウ平均なんか市場がオープンしてから
60ドル高とプラス圏に入る瞬間も。

現在は74ドル安で再び売られているけれど。

ドル円だって、それでも116円台割れなかったんです。
意外に底堅いでしょ。

これ、22日のECB理事会で大規模な量的緩和が発表されるのでは?!

という憶測に繋がったってことね。
だから、リスク回避の換金売りの嵐をまぬがれて確りした相場になってる
ってことだと思います。

今夜は金相場もぶっ飛んでいて、このところは株が下がるので
リスク回避的に買われている感じだったけれど、
今夜は、それだけでなく、欧州からの量的緩和マネーが流入する
期待も加わっているような印象です。

円建ての金も大幅上昇!!
これから円建ての金はもっと上がると思います。
ちょうど円建て金もミニで4633円で買ったばかりでした!!

今日ちょっと不安だった動きはWTI原油が50ドル台まで戻ったこと。
68ドルから原油をショートしていますが、先日44ドルまで下げたのに
50ドルまで戻っちゃうと利食いに失敗したか?と気をもみましたが、
この動きはスイスの衝撃でショートの買戻しが入っただけだったみたい。
50ドル台つけたら、また下げてきました。現在47ドル台。

そして今夜、日経平均のCFDはスキャルで買ったり売ったりして、
ことごとくやられまくりました(^-^;

リズムが合わなかった。。。

というのは私、最初は思い切りリスクオフの下目線で攻めましたので、
戻る局面があるとは思わなかったの…。
16700円台まで下げてから、なんと17000円台回復して、再下落中。
この波すべて逆やっちゃって。損が広がりました。。。。

まあ、お年玉があったから何とか落ち込まずにいられますが。

でも、為替ではユーロ売ってます。
ユーロドル、1.1725 

おそらく22日の理事会、そして25日のギリシャ総選挙リスクに向けて
ユーロはさらに下がる相場となると思います。

このポジションは上手くいきますように(';')

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それと、昨日の米12月小売売上高の数字が衝撃的に悪かったので
書き留めておきます。

12月小売売上高は前月比 ▲0.9% (予想▲0.1%)
11月分下方修正 +0.7% → +0.4%

幅広い分野で落ち込みが見られ、なんと
ガソリンスタンドの販売減少が影響。

あれ?原油安で消費が伸びるって話じゃなかったんでしょうか?

また食品、建築材、ガソリンスタンドでの売り上げなどを除いた
コアの小売売上高も▲0.4%(昨年1月来のマイナス)

つまり原油価格の下落の消費への影響は予想を下回る可能性があります。

これで、米国は今年利上げできないんじゃないか?
ってムードも広がりつつあります。。。

これを受けて金融機関が10-12月期の米GDP成長見通しを引き下げています。

英バークレイズ銀は 3.6%から3.4%へ。
米ゴールドマンサックス 3.1%から2.8%へ。
米バンク・オブ・アメリカメリルリンチ 3.8%から3.4%へ。

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