昨年までだったらECB理事会がある夜・・・
毎月第1木曜、欧州の金融政策を決める会合があったのですが、
2015年からECB理事会開催スケジュールが変わって、今夜は静かです。
2015年ECB理事会 6週間に1回開催
1月22日
3月5日
4月15日
6月3日
7月16日
9月3日
ドル円相場は今日の東京時間もしっかりと推移、
119.96円まで買われましたが、
120円の大台乗せ目前で現在失速しています。
ただ、今夜の米株市場もしっかりで、現在1:10
ダウ平均は300ドルも上げています。決して弱い相場ではありません。
ギリシャのEU離脱のリスクは1月25日の国民投票の結果を見るまで
ひとまず結論が出ませんし、ECB理事会は1月22日ですし、
今からユーロリスクを囃し続けてリスクオフ相場を
続けるほどの弱気なセンチメントじゃないってことね。
弱気に飽きてしまったような感じ。
それに今日はECBドラギ総裁が、議員に向けた書簡で
「ECBの措置にはソブリン債購入を含む可能性」
「ECBは2015年初めに金融政策を見直し」
を示したことも材料視されているようで、
欧州の量的緩和導入思惑がなお強まったことが
米株市場にもお年玉的効果をもたらしているのかな?
ユーロはこのニュースで売られて
21時20分過ぎに1.1754ドルと2005年12月8日以来の安値を付けるも
リスクオフ的に崩落するという下げではなく、
節度ある弱気。これはいわゆる綺麗な下落トレンドを描いている相場。
暴落があれば、反騰も大きいですが、そういう下落じゃないだけに
戻りも弱いのよね。こういう相場が一番ポジションテイクがしにくいの
ですが、これは昨日のブログにも書いたように、
SNBによるユーロスイスでのスイス高防衛のためのユーロ買いスイス売り介入後、
外貨準備の中で膨れたユーロをユーロドル、ユーロ円など他通貨ペアで
ユーロを売ってリバランスしている、というオペレーションによるもの
だという西原さんの見方が、しっくりきますね。
原油は、決して底入れして上昇に転じたとは思えないものの
下げ渋っていることも、株式市場にはプラスで、
明日の雇用統計前に買戻しがかなり入っていますね。
短期的なショートの買戻しなのか、新規買いなのかわかんないんだけど(^^;
今日8日の日経平均はなんとなんと
281.77円高の17167.10円
NYダウ平均はその流れを受けて300ドル高。
明日の日経平均も堅調地合いが予想されます。
シカゴ日経平均先物は17380円。
今日の日経現物終値よりも200円あまり高いですものね。
ただし、昨年高値を超えていくほど買われることはないでしょ。
明日は雇用統計ですし、利食い、手仕舞いもそれなりに出ると思います。
為替市場でも120円台に乗せる局面があるかとは思いますが、
昨年高値の121.84円を超えられるとは考えにくいですね。
短期トレードなら120円台は一度売ってみるもの面白いと思います。
ただ、私は今年はスケールの大きい上昇相場となると思っていますので。
下がったら買う方向でいきたいかな、、、