今週はとにかく17-18日FOMCが焦点ですね。
凄くシンプルに考えれば、
先週のドルインデックス100到達というのは
ドル高期待の高まりといえますし、
米株の頭が重く調整気味なのは、やはり利上げを意識した
米株の利食いが入っているためかと思われます。
それなのに、ドイツDAXと日経平均が下がらず
高値を更新しているのは何故?という疑問もありますが、
これは米欧日の金融政策の違いが生み出した値動きの差で、
米国は利上げに動くために米株は警戒されるも
欧州はゼロ金利+量的緩和スタートでユーロ安、ドイツ株は
上がる方向は変わりません。米株に連れて下げる理由がないのです。
日本も同様で、基本的には量的緩和政策を粛々と実行しており
5頭のクジラが下値をがっちりサポートしており、
下値リスクは極めて低い。
つまり米株連動で下げるという相関は存在しないということです。
今週、もし、「ペイシェント(忍耐強く)」の文言がFOMC声明から
削除されフォワードガイダンスが変更されれば、6月利上げの可能性が
高まり、ドル高は一層進むでしょうし、米株はさらに下げるかもしれません。
(FOMCの発表前に、過度なドル高、米株売りが進んで居た場合は
材料出尽くしで買戻しでドル安、米株高になる可能性もありますが)
しかし、もし、その瞬間に日本株やドイツ株が一緒に下がることが
あれば、そこはもう絶好の買い場となるような気がするのですが、
そうはいっても、日本株の上げ方は2012年の5月23日ショック前夜に
近づいてきている?!ような気もしないでもない…
だから、下がれば買いかもしれませんが、
下げる時は結構すさまじい調整があって、
その後またすさまじい上昇となるような
ボラティリティを見せるような予感。
だって、随分長いこと米国の利上げはテーマになってきています。
本当に利上げしたとしても、かなり市場は織り込んでいるはず。
ショック安があっても、根本的にはリスクでもなんでもない。
基本的に、この3月のフォワードガイダンス変更と利上げが
引き金となって、米株が天井ウチすることは考えにくく、
調整後は拾われてるんでしょう。高値を更新するほどの
勢いが出るのは、いつごろになるかはわかりませんが、
暴落するというイメージは今のところありません。。。
(ただし、5年以上上がっている米株いつまでも上がり続けるわけは
ありません。米国経済が危なくなるとしたら、、、という
気がかり材料はいくつか存在はしているのですが、
その兆候があれば、その時に書きます。たぶん今じゃないので・・・)
ということで、通貨市場においてもドル高に一服感が出るかどうかも
今週のFOMC次第というところにかかってきますが、
基本的には大きな調整があれば、もう一度ドルが買われるんじゃないかな?
ただし、すぐに高値を目指すのではなく、長期もみ合いの後の
高値更新となるようなイメージです。
つまり、また長いレンジ相場が来るかも、ってことです(^-^;
そこで、私は金曜週末夜に
買い直した日経平均ロングとユーロショートを全て手じまいました。
FOMCに向けてリスクを減らす所存です。
原油を売ったり、ガソリン売ったりとコモディティの
ポジションは持ったままですが(^-^;これも週明けどこかで見直します。
サイクル論とアストロロジーでちょっと面白いお話を
ラジオNIKKEIマーケットトレンドで投資日報社の林知久さんに
伺っています。今週はやはりかなりのポイントになります。
金、日経平均、16日からの週サイクル転換の可能性
http://blog.radionikkei.jp/trend/post_341.html
あ、それから、先週末のYMTVで大倉孝キャプテンがおっしゃっていたのですが
チャイナネーム(おそらく、、ですが)が 3月末期限の日経平均の10000~20000円の
ダブルノータッチオプションを大量に持っているという噂があって、
こういうのは、あえてつけさせるという動きが出ることも多く
(先週の116-121円ダブルノータッチも結局あっさり付けましたね(^-^;)
3月末までにこれをタッチさせるような動きが出るかもしれない、ということ。
もし、それが出れば、それはそこが一旦の天井と見た方がいいでしょう。
ここから月末までは機関投資家などは期末にむけてポジションを落とし
新規ポジションを取りにくい時期となります。厚みが失われ
流動性が低下するなかで思わぬ高値、安値を示現しやすいことにも留意。
ひょっとしたら上をいったん目指してからの急転直下という可能性もありますね。
***************************
先週のメモ
米◆米小売売上高は2月も▲0.6と予想外の弱さ。
12月▲0.9、1月▲0.8と3か月連続でマイナスで米国小売が弱いのが気がかり。
(早期利上げに消極的観測があるとすればこれも一因)
英◆カーニー英中銀総裁が低インフレへを懸念。
通貨高のインフレ抑制面に触れる発言をしたことで、利上げ期待が大きく後退。
キウイ◆NZ中銀総裁、金融政策は中立との認識を示し利下げ観測後退でキウイ高。
金の魅力を伝え、関心を深めるためのイベント
「TOKYO GOLD FESTIVAL2015」が、
5月30日土曜日、東京・よみうり大手町ホールにて開催されます。
限りなき可能性を持つ「金(ゴールド)」について理解・関心を深め、
金の様々な魅力を伝えることを目的に開催している日本で唯一の
「金(ゴールド)」の祭典です。
"ゴールドのスペシャリスト"亀井幸一郎さん・池水雄一さんの講演のほか、
落語家・柳家花緑さんによる金にまつわる新作落語の披露など、内容盛りだくさん!
豪華グッズが当たる抽選会もあります。友人・ご家族連れでぜひお越しください!
参加は無料、事前申し込み制です。
お申し込み・イベントの詳細は下記のバナーをクリック!!
【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】