いよいよFOMC控えてチキンレースの様相。
そもそも米国利上げなんて時期がいつになるか、って問題なだけで
マーケットはそれを承知しているわけですから、
米株ロングを手じまって、じゃぶじゃぶ緩和を続けている日本株と
欧州株を買えばいいわけです。
米国の代わりに日本と欧州が量的緩和に
踏み切ったのですから金余りのマーケットは継続。
だとするならば、米国利上げなんて全然リスクじゃない。
とでも言いたいんでしょうか、
今日16日日中取引の日経平均こそ
▲8.19 19246.06円で終わりましたが、
ナイトセッションでどんどこ上がって 19400円まで上昇中。
ドイツDAXは12000Pの大台乗せ達成して、なお上昇中で
12200Pくらいまで値を飛ばしています。
そして、、、、なんと今夜は米株まで高いじゃありませんか。
よほど今週のFOMCに向けて米株ショートを構築していた向きが
あったということなんでしょうか。
それなのに、世界の株価が下がらない。
米株それ自体も、なかなか崩れない。
FOMC前、リスクを解消するなら、積極的に構築したポジションを
整理しておこう、、、となるなら、ショートを買い戻しておこう…
そんなとこじゃないかな・・・?
ここで新規に米株買いするという積極的な向きはいないでしょう。
ショート振ったけど、下がらずタマラン、ということでの買戻し、
つまり踏み上げ相場になっていると見ていますがどうでしょうか。
おまけに今夜はユーロが上昇中。ドル円は121円台で膠着全く動かず。
ドル高の修正が若干入っているようです。
これも、イベントリスクに備えたポジション調整と考えれば
不思議な動きではありませんね。
特に今夜これといったユーロ買いのニュースがあるわけでも
米株買いのニュースがあるわけでもないんです。
発表された米国経済指標は若干弱く、利上げ思惑後退、、、
なんて予想が広がったという解説をしたくなりますが、
いや、そんなの関係ないと思います。
これらの指標がそれほど悪いワケでもないですし、
FRBの明日からのFOMCでの判断に大きな影響を与えるものではありません。
◆米3月NY連銀製造業景況指数
+6.90(前月+7.78)2カ月連続で前の月を下回る。
新規受注が2013年11月以来の低水準となる▲2.39に
落ち込んだことが足を引っ張った。
◆米2月鉱工業生産
+0.1%(前月+0.2% 予想+0.2%)
◆2月設備稼働率
78.9% (予想79.5% 前月79.4%)
しかし、日経平均は本当に20000円目指す展開になるのかも
しれませんねぇ。FOMCとか関係なく。
そこまで到達してから、ようやく納得して下がる、という流れかも。
日経には手を出していませんが、今夜は
ユーロを買ってみました。1.05842ドル。
巻き戻す可能性は十分にあると思っていますが、
大底を入れたとは思っていないので、短期目線です。
今夜は原油が再び下落が加速して44ドルの大台割れです。
金やプラチナなども軒並み安で、コモディティ総崩れ。
ユーロ高気味ですので、ドル高は一服しているんですが、
こちらもFOMC前のポジション調整でしょうか。
ドル高が加速することを恐れた手仕舞いの可能性。
原油市場は常に在庫増のニュースがあって、それ自体がトリガーでは
ないと思っていますが、今夜も一応
そんなニュースに反応したということらしい。
米原油先物が2009年以来の安値、在庫増推計を嫌気
http://bit.ly/1EqyfnO
現在43.50ドル近辺をうろうろ。
しかし、44ドルの超長期サポートを割り込んだのですから
リーマンショック後の安値である30ドル台までの下落となりそうね。
原油下落でも、今夜は株高ですが、、、
これが40ドル割れてきたあたりで、株価にも緊張が走り
全てが崩れる、というようなシナリオもあるかもしれません。
1月の株価の下落は原油安を嫌気していたことを思い返すと
原油の再下落はリスクをはらんでいることをお忘れなく。
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