2015年3月23日月曜日


ドル円相場、3月FOMCを受けて
ひょっとすると利上げは6月じゃなくて9月になるんじゃ…?という思惑が
広がって119.50円割れまで急落したのですが、
その後121円台にまで買い戻されております。

FOMC発表前のレンジ121.00-121.50円の下限くらいまで戻ったわけですが、
そこから週末NY時間引けにかけては再下落で
120.50円近辺まで下げて終了しています。

ひょっとするとFOMC前3/10に勢いづいて122.03円まで上昇したのが
当面の高値となっちゃったかもしれませんね・・・。

というのは、ここからさらにドル高になる、というには燃料不足かな。

そうはいっても米国の利上げは年内あるだろうし、
その他の国が軒並み通貨安競争政策に踏み切っていることから
消去法的に「ドルを買うしかない」相場になっているんだけど、
それにしても、8か月もドルインデックスが陽線を連ねているわけです。

ドルの更なる上昇となるためには、一度、エネルギーをためる時間(日柄調整)か、
ドル価格が落ちてポジションの偏りが整理されるという値幅調整を
こなす必要に迫られてきているんじゃないかと思います。

米国からもドル高に対する懸念の声が大きくなりつつあるようです。

◆今回3月のFOMCの声明でもはっきりとドル高に懸念を表しています。

・今年の経済見通しを下方修正、ドル高が一因
・ドル相場、輸入物価押し下げの一因

◆メキシコでコンベンションに参加したバーナンキ前FRB議長が

「もし米国外の経済が弱いままであれば、強いドルは米国にとって痛手」
「強いドルの理由が重要」などと発言

◆シカゴ連銀総裁:「ゼロ金利解除」急ぐべきではない
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NLH2506VDKHZ01.html

今週も、要人発言が相次ぎます。
ドル高や利上げ時期を巡る発言があれば、ドルが動くリスク。

24日:ブラード・セントルイス連銀総裁講演
25日:エバンス・シカゴ連銀総裁講演、
26日:ブラード・セントルイス連銀総裁講演、
   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
27日:イエレンFRB議長講演

ただし、米国にとって通貨に大きな影響を持つのは財務省。
FRBではないのです。財務省が為替の方針を決めるため、
ルー財務長官がドル高に懸念を示さないうちは
「米国サイド」からの材料で、大きなドル高修正は入らないと思いますが、
しかし、ここからドル高となるには、材料が不足してしまっており、
レンジ相場となりそうな予感。。。。

日本側としては4月の統一地方選挙に向けて、過度な円安を避けたいところ
でしょうけれど、もし、日本株が本当に期末に向けて2万円を付けに行く
(ダブルノータッチオプの存在の話ね)
展開となるようだと、ヘッジの円売りも同時に出てくる可能性は
否定できず、期末という特殊な期間の特殊玉も入り乱れるだろうことから
あまり、積極的にバイアスをかけて大きなポジションは
取らない方がいい局面だろうと思っています。


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