今日10日火曜日の東京時間の値動きは非常に不可解。
ドル円は円安が進み一時122円台に乗せたものの、
米株ダウ平均が昨晩138ドル高の大幅高だったものの、
日本株が下落したのです。。。月曜火曜と続落。
▲125円 18665円
朝方は、先週の雇用統計後のドル高基調を引き継いだドル高円安と
米株高を受けて9時過ぎには133円高まで上昇する局面も。
ところが。
円安基調はそのままに、日本株高下がっていったのです。
円安、株安、、、そして、なんと今日は債券安のトリプル安でした。
東京市場はトリプル安、相関崩れたドル/円と日本株
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0M60VT20150310
トリプル安というとすわ日本売りか?!( ゚Д゚);と身構えてしまいますが、
特に日本売りの材料が出たというわけではありません。
考えられる理由の一つにはロイター記事にもあるように
今週末13日に控えたメジャーSQに向けての思惑が交錯した、
ということが指摘されているようなのですが、、、。
そもそも今日のドル円の上昇も特に買い材料が新たに出たわけじゃ
なかったのに不思議に強かったですよね。
米系短期筋によるガンマープレイヤー(オプションがらみ)と
思われるドル買いだったようで、新規買いではない、とGIの金ちゃん情報。
だから、12月8日の高値を超えても上昇の力は強くなかったですよね。
ドル円相場が122円台乗せで7年8カ月ぶりの円安となったことで
むしろドル換算した日本株の評価が低下することを警戒した売りが優勢
となった、という指摘もあったようです。
ロイター記事によると海外投資家は2月に日本株を現物と先物を合わせて
2月に約2.6兆円もの先物・現物での日本株買いをした海外投資家ですが、
この買いでドル建て日経平均が上昇しており、3日には157ドル後半と
14年半ぶりの高値を付けていたのが、今日は円安・株安の
ダブルパンチで急落したことが、売りのトリガーとなった、と
解説されています。つまり今日売ったのは海外勢…。
日本売りという材料があったわけではないので
あくまでメジャーSQ前のポジション調整で、問題ない、
とみる向きも多いようですが、どうも気になります。
ということで今日の東京時間に日経平均の
くりっく株365CFDのロングポジションのうち
16000円台から上で買ったものを全て手じまいました。
(14000円~15000円コストのロングは残してあります。)
昨年10月の下落時に買い直したポジションですが、
5か月持ってほぼ半分手仕舞い。
なんだろう、ちょっと嫌な予感がするのよね。
米株も調整気味ですし。
実はレイモンド・メリマン氏が3月16日を重要視していることが
(どんなふうに注目しているのかはコチラを買ってね)
気がかりであることに加えて、
たまたま、今日打ち合わせで関係者と話をしていたら
ラリー・ウィリアムズ(サイクル論)も、
3月16日を警戒している、という情報を聞いてしまったこともあり、
来週が鬼門となるかも?!という
確信のようなものが生まれております。。。
ドル円の102円台からのロングなどは放置でずっと持っておきますが
それにしても、122円タッチした後のドル円の値動きを見ていても
ここからぐいぐい上がりそうにないわよね。
122円まで上昇しちゃったことで、今日夕方、再び本田内閣参与が
「(為替相場が)ファンダメンタルズから離れた動きになるのは良くない」
「(安倍晋三首相としても)注意深く見ていくと言っている」
とコメントしており、上値を抑えてしまったということもあるようです。
やはり、ここからの過度な上昇があれば、選挙を4月に控えている
こともあり円安けん制の発言がでるとみておいたほうがいいようです。
また米国側からもドル高牽制発言が出てきました。
西原さんの有料メール情報によると
フロマン米通商代表 が
「ドル高は米国 (経済)の成長にとって、逆風 (向かい風)である」
と発言している模様。
ドル円上昇は一服しそうね。
そして、今週末のメジャーSQに向けての攻防、
さらに、来週のアストロロジーにサイクル論から見たリスクに
備えまして、ダウ平均のショートを少しばかり建ててみました。
あ、ユーロドル、ユーロ円ショートは継続中。
これは、そういうリスクが起こった時に巻き返しにあって
ユーロ高になりはしないか?との警戒もあるのですが、
現在のところトレンドがあまりに美しく下げ続けており、
下げ止まりの気配がないので、このまま様子見でいきます。
今日はユーロ円が1/26の安値を割り込み129.60円まで下落。
130円の大台を割り込んでいますね。
ユーロドルはパリティまであまり節目がなさそう。。。
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それから、今日はキウイドルが下落する局面が。
ニュージーランド証券取引所(NZX)が、
フォンテラなど乳製品関連の一部銘柄の取引を停止したと発表。
NZ警察が「粉ミルクを汚染させるとの脅迫で捜査している」との
見解を示したことでNZドル売りが加速したというニュースが
ありますが、このニュースがなくてもキウイドルはこのところ下落基調ね。
NZ産業省は
「乳児用粉ミルクが汚染される恐れがあったが安全であると確信」
「意図的な汚染のリスクは非常に低い」との認識を示していますが、
下げ止まっていません。
このところのドル高、、、ドル全面高一人勝ち相場で
キウイも豪ドルもポンドも軒並み安ですので、
何かが突出して弱いということもないのですが、
合わせ技でこんなニュースが出ちゃうと、さらに弱い、ということに。
だって、粉ミルクとか乳製品ってNZの輸出の根幹でしょ?
でも、キウイとかポンドとか今やってません。
シンプルにユーロ売りです~
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2015年3月11日水曜日
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