やはり日銀の追加緩和期待が日本株を支えてしまっているようです。
今日23日㈭の東京時間、日経平均は一時マイナス圏に沈んだんです。
おそらく急に日本株が失速したのは黒田日銀総裁の発言のせい。
参院財政金融委員会での答弁で、
「サプライズによって効果を出すことは考えてない」
「物価目標2%の達成時期については、2016年度初めになるかもしれない」
最初は2年で2%とおっしゃっていたのですが、
やはりそれはムリだということですね。。。
物価目標達成を急務としていない、という思惑から
来週30日には追加緩和の発表はないだろうということで
日本株売り、ドル円下落となったんですね。
そもそも、これだけ期待されている地合です。
30日の緩和では「サプライズの演出」にはなりません。
と、と、ところが!
大引け間際に怒涛の買戻しが入って、日経平均は結局プラス圏に。
米通信社が大引け間際に
「自民党の山本幸三衆院議員が日銀は30日の金融政策決定会合で
資産購入額を10兆円増やすべきだと述べた」と報じた、のだそうです。
あれ?この発言って、随分前のものじゃないの?!
今日発言したのかしら??
と思って調べてみたら、発言しているんだな、これが。
日銀、30日に資産買い入れ10兆円増額を=自民・山本衆院議員
http://jp.wsj.com/articles/SB11702692451560034542404580598112775850850
これで、ふたたび買い直されたってわけね。
・・・・・
でもどうなのよ。
金融政策をつかさどっているのは日銀よね。
いくらアベノミクスの立役者とはいえ、このタイミングで
期待を持たせるような発言をすることに、どんな意味があるのでしょう?
安倍政権、アベノミクスとしては緩和するつもりだ、ということ?
でも。。。日銀の独立性はどうなるの?
と頭の中が???でいっぱいなのですが、
全ては株価と為替レートが織り込んでおります。
緩和ありと見た向きは、買ったということです。
私は、、、20188円で日経ロングは手じまいました。
今日のレンジを下抜けたタイミングでしたが、
その後買い戻されたりしてますね(^-^;
まあ、どうなるかさっぱりわからないので、ここから上は静観しましょう。
追加緩和ありなら、30日発表の瞬間に飛び乗るまでです。
なければ下がると思われますので、その時は売りましょう。
今、思惑でふらされるのは疲れるもの…。
ドル円の120円台ショートはまだ持ってます。
こちらは貿易黒字転換ですので、ぐいぐい円安に行くとは思えず
精神的には楽ですが、ま~なかなか下がりませんね。
膠着相場、一体いつまで続くんでしょ。。。
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いよいよ明日24日はEU財務省会合。
ギリシャ支援合意は絶望的でもマーケットはそれを織り込んでしまっているので
合意がなくてもショックもないんでしょう。
しかし、130円台のユーロショートの利益が全然なくなってきたわ・・・
何このユーロの買戻しは。。。
損切にならないうちに、買いもどしたほうがいいかもしれません。
しかし、126円を割れるか?というところまで下げ40pipsくらい取いたのに
利食いにしっぱい。今じゃ微益です。ああ~これは久しぶりに悔しいトレードを
してしまいました。
大局のトレンドが変わっていない、という信念がいけなかった。
トレードはやはり、エントリーよりイグジット、手仕舞いが難しいですね。
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