ドル円膠着変わらず・・・
昨晩6日㈬のNY市場ではイエレン議長の
「株式市場のバリュエーションはかなり高い」
「(FRBが利上げを始めた場合について)
長期金利が急激に上がる可能性に注意を払う必要がある」
という発言が驚きとなり、米国の株式市場を冷やしたようですが、
今夜7日のNY株式市場では、米株上昇しています。
結果的にそれほどの衝撃ではなかったようですが、
・真意は、この1年のドル高で米企業業籍はかなり悪化しているはずですので、予め株価を冷やすことを狙ったのでしょう。今、株価を下げておけば企業業績悪化の数字が出て来ても、株価は反応薄になるはずです。(@icgreportさん)
・利上げ先送りのオブションを残しつつ、利上げ時に心配な株価下落の余地が大きくならないように株式市場を軽く冷却しておく…。イエレン議長の市場ハンドリングはなかなか巧みだ。株式投資的にも、相場が長持ちする面がある。現にバリュエーションは高いのだからイエレン氏の発言は悪くない。(@yamagen_jpさん)
などの識者のTwitterコメントを見ても、利上げを前にあえて発言したと思われ、
計算されたもので、市場を壊すような不用意な発言ではないでしょうから、
過度にリスクオフになる必要なないのでしょう。
しかし、米株もすっかりレンジ相場入りしちゃってますね。
カレンダー的にはSell in Mayでも来てくれてボラティリティを
作ってくれた方がありがたいんだけど、、、というトレーダーもあるかと
思いますが、どうも現状のセンチメントでは、
大崩れはなさそう。
イエレン氏の指摘するように「バリエーションの高い株」はここから高値追い
しづらい水準で膠着してしまっていますので、
日本株だけが買われる地合いにもなりにくく、
連休前に2万円の大台達成となった日経平均は調整入り局面のようです。
7日㈭の日経平均先物は19040円まで下げていますが、
19000円の大台はサポートされて反発していますね。
20280円まで高値があったわけですから、1000円の調整です。
これだけ調整があれば、明日は日本株、反発するんでしょう。
それでもドル円はレンジのまま。。。
明日8日㈮は雇用統計が注目ですが
非農業部門雇用者数(NFP)の増加幅が20万人に届かなくても、
米金利の低下やドルの下げは限定的との見方が出ているとReuters記事。
今最も重要なのは、賃金上昇率ですものね。
失業率とNFPだけを見ればいつ利上げしてもいいとこまで
十分回復しているし。
ということで、明日の雇用統計を見ても、よほどのことがない限り
ドル円のレンジはまだまだ続きそうな予感。
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ユーロドルは1.3911ドルまで上昇していましたが、反落しています。
ユーロの上昇の背景にはドイツ国債利回りの急反騰が影響しているのですが、
今日の上昇でいったん頭打ちとなった可能性も?!
週間では10年強ぶりの大幅な上昇となる勢いだそうで、
今日、10年債の利回りは一時20ベーシスポイント上昇し0.799%をつけたのですが
その後急反落していて現在0.58%まで下がっています。
今日のドイツ国債10年物利回りの1日の上昇幅は
2012年中盤以来の大きさだそうですが、
このチャート見ると、なんだかどッ天井のような気もしませんか?
ということで、ドイツ国債利回り上昇に伴うユーロ高のトレンドは
ここから長続きするかどうか怪しくなったと思うので
ユーロロングは、手じまうことに。
134.44ロングを135.13円で手仕舞い。
もし、このドイツ国債利回りの反発局面が終了した、ということならば
ドル高修正局面の終了でもあるわけで、
原油の反騰トレンドの終焉の可能性もあるかもしれません。
この場合、日米の株がどうなるのか、、、わかりません(・・;)
ドイツDAXの調整が終わってドイツ株は上がるのかもしれませんが。
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5日の利下げ後、悪材料出尽くしで買われていた豪ドル。
7日㈭に4月の雇用統計で、
就業者数が前月比▲2900人で、市場予想+5000人を下回り反落中。
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ポンドロングも作っているんですが。
次の金融政策で変更があるなら、「利上げ」だと
BOEメンバー全員が一致した見解を共有しているわけですから、
あまり売りたくない通貨ですよね。。。ということとチャートが良かったから。
というシンプルな理由でロングなのですが、
何といっても今日7日は総選挙ですからねぇ。
大勢判明は日本時間8日午後になりそうで、
まれに見る大混戦らしいです。
ポンドは狭い値幅ではありますが、乱高下中です。
まるで方向感なし!
いちいち反応していられませんので、ストップおいて
結果をまつしかありませんね。
気がかりは、前述の理由で原油の反騰が止まり再下落となるなら
ポンドも売られる可能性がある、ということ・・・・(^^;
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