2015年6月16日火曜日


んん??ドイツ国債利回り、再び上昇してるのかしら?

リアルタイムで動く債券利回りのデーターがなくて
2時間ディレイの情報しかないのですが、AM1:41
ドイツ国債10年物利回りは0.808%
これを受けて、深夜、ユーロが大きく上昇を始めています。

週明け、月曜のユーロ相場は、ギリシャ支援問題で
「協議決裂」と伝わったことで、ユーロ売りからスタート。
ユーロドルは週末㈮引け値の1.1266から1.112ドルまで
大きく窓を開けて下落してスタートしました。

ユーロロングは手じまった方がいいのかなぁ、、、と
様子を伺っていましたが、まだ6月は終わっていない、
つまり欧米の中間決算絡みのユーロショートカバーも
まだ終わっていない、という可能性もあるとみて我慢。

ユーロ下落の背景は、ギリシャデフォルトリスクを嫌気して
安全資産であるドイツ国債に資金が流れたってことですね。

月曜欧州時間早朝、ドイツ10年債利回りは4bp低下の0.79%。
先週10日には1.06%に達していましたが、前週末までの2日で15bp低下。
ギリシャリスク嫌気でドイツ国債に資金が流れたことによる
利回り低下で、ユーロもこれに連れる形で下げたということですが、
現在再びドイツ国債利回りが上昇しているようです。

ユーロロングは手じまった方がいいのかなぁ、、、と
様子を伺っていましたが、まだ6月は終わっていない、
つまり欧米の中間決算絡みのユーロショートカバーも
まだ終わっていない、という可能性もあるとみて我慢。

窓埋めして再度下げそうな相場になった時には心揺れましたが、
継続して正解かな?

今週は18日のユーロ圏財務省会合にて、いよいよギリシャが
どうなるのか見えてくるかも?というイベントリスクが存在している
ため、ユーロ再下落の予想が多かったのですが、
相場は意外とギリシャで動いているわけではないということかも
しれません。

というのも、今夜は米国から出てきた指標が軒並み悪くてドル売り!
このドル安がユーロ上昇の原因になっている可能性も濃厚。

①米ニューヨーク連銀6月NY州製造業業況指数 ▲1.98 (5月は+3.09)
 予想は+6.0%でしたので、予想との乖離が酷過ぎる!!( ゚Д゚)
 2013年1月以来およそ2年ぶりの水準まで低下。

 この指数は製造業の先行指標とされており、6月の製造業の数字が
悪いと思われることから、ドル売り加速、米株も大幅下落です。

②5月設備稼働率 78.1%(予想78.3%)昨年1月来で最低。


③5月鉱工業生産 前月比▲0.2%(予想:+0.2%、4月:▲0.3が▲0.5に修正)
 2ヶ月連続のマイナスは想定外。

今日は、ギリシャリスクで欧州株式市場も軒並み安かったことから
米株も重いかも。。。という気配はありましたが、
欧州のせいでもなんでもなくて、指標が悪すぎで米株安です。


★今夜の特筆すべきポイントは2つあって。

①ギリシャリスクでドイツ国債利回り下落や
欧州株が大きく下げたりしていても、ユーロが崩れなかったこと。

②欧州株安、米株安とさえない相場となっているのに
シカゴ日経平均先物はほとんど下げていません。
ダウが100ドルを超える下落なのに、日経は10円安(2:00現在)
そしてドル円相場はほとんど動いていません。

今日、週明け15日月曜の日本株市場は
寄り付き直後は200円を超える下落からスタートしたのですが
結局終わってみれば19円安の20387円と小幅反落。
安値では買いが入るんですね。底堅いわよね。
売り方にとっては思うように下げない相場です。

ただし、気持ち悪いのが東証1部の売買代金、
2兆100億程度で、一気に減少しています。
この水準は4月6日以来約2カ月ぶりの低水準で
商いは閑散としていたわけで、閑散に売りなし、の相場だった
ということか。

今週はFOMCに日銀とイベントが多いのでドル、円が動くでしょうから、
様子見気分も強いんでしょうけれど、、、。

ということでユーロロングはもう少し持ってみましょう~
キウイショートは思うように下がらないので、一旦退場。
ちょっとだけしか取れませんでしたが、一応利食い。

それと、今夜はドラギ総裁がいろいろ発言していて

ギリシャ救済策でIMFが見直しの最中は、ギリシャの国債購入は不可
能だが、ギリシャ救済策の見直しが終了したら、
ECBはギリシャの債券購入も可能、

などとおっしゃってるようです。

ギリシャによる債務不履行の可能性を推測しない

とも発言していて、最後の最後までなんとかギリシャを
助ける方向で頑張っているようです。

ユーロロングは18日までにはどうするかまた考えることに。

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