ドル円相場、上値が重い…
重いけれど122.50円近辺は鉄板ポイント。
だって、ここを割り込むと、超長期チャートでのレジスタンス超えが
ダマシになっちゃうか~という事実が、このポイントを意識させる
値動きにつながっているようです。
FOMC受けても日銀受けても割れませんでしたね。
本当にここが割れずに上昇トレンド継続するかどうかが
試される相場ですが、6月FOMCも日銀も通過しちゃったわけで
ここからの相場、材料難となるなか、
意外にもギリシャや中国が波乱要因となって
円高となるリスクがあるんじゃないか、なんて思ってたりします。
◆ギリシャ
案の定というか、、、
18日のEU財務省会合では何も決まらず。
それでもマーケットは何の動揺もないのが不思議。
でもそろそろそうも言っていられないのではないかと思います。
(自分がユーロロング降りちゃったから言うんじゃないですよ?!(笑)
次のヤマは22日。EU緊急首脳会議が開催されます。
独メルケル首相と仏オランド首相がギリシャのチプラス首相に
電話で直接、最後通告を突き付けたとFTが伝えています。
もう22日のサミットでは交渉しないとも伝えたとされ、
「会合までにトロイカ債権団と合意に達しておくこと」を要求しているとか。
この電話協議で、チプラス首相は支援の条件となる改革案を提示した、
とも報道がありますが、その詳細は不明。
いよいよ大詰め(何度この言葉を使ったか…(^-^;)とされていますが、
ほんと、もし、6月末までに合意に至らずで、
EU離脱の議論は先だとしても、IMFへの返済ができずに
「デフォルト」となる可能性は大いにあり得るかな、と。
その場合、やはり、欧州株は売られるでしょうし、
リスクオフとなれば、米株、日本株も売られる可能性はありますよね。
となれば、為替市場では円高となってしまうかも。
積み上がっている利益が出るポジションは軒並み利食われる、
ということです。その場合、ショートポジションの偏りが大きく、
それを買い戻すことで利益となる場合は、
ショートカバーによる巻き戻しで、相場が上昇する、という
市場もあるでしょう、これがひょっとしたら、ユーロドルなどが
該当するんのかどうか、ここが微妙。。。
金などが上がってきたのも、
FOMC受けてのドル安の影響もありますが、
いよいよギリシャが材料視されてきた、という見方が
出来ないこともない?!
金が今週も上昇継続すればその可能性もあるんじゃないかな?
◆中国 上海株暴落
バブルだと囁かれながらも上昇してきた上海株。
いよいよ資金が逃げ出している?!
19日、6%超急落 週間下落率は7年ぶり大きさ、売買低調
http://www.nikkei.com/markets/kaigai/asia.aspx?g=DGXLASFL19HKM_19062015000000
週間ベースでは2008年の金融危機以来の下げ幅を記録しています。
上海株は、2000台で停滞していた昨年秋から急騰を続け、
今月に入って7年ぶりに5000を超え、年初来では約2倍となっています。
中国では明日22日は端午節の休場。、
これまでは週末に相場の追い風になるような当局の発表に
支えられてきましたが、今回は連休前には何も出ないだろう、
ということで、売りが膨らんだようですが、売買は低調。
出所が明確でないため、話半分なのですが、
26日には中国の国営企業のドル建て決済期限がくる、
という噂もあるようで、何という会社のどの程度の支払いが
迫っているのかが分からないので、眉唾かも、、、と思いつつ、
先週の上海株の下落のこともあるので、今週の中国の動きには
注意が必要かな、とも思っています。
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ドル円がオバマ大統領、黒田日銀総裁発言で円安に自信を失って
揉みあい入りする可能性も出始め、
ユーロ絡みがギリシャリスクでどう動くのかが不透明で、
ドル、円、ユーロという主要3通貨が手掛けにくくなっている中、
明確なトレンドが出ているのがポンドの上昇とキウイの下落。
ポンドはデフレリスクが一気に後退しているようです。
先進国で人口が増えているのは唯一イギリスだけ、という
ロンドンFXさんこと松崎美子さんのお話を聞いたばかりで、
ますますポンドが上がる気がしてきました。
ということで、ポンドロングは継続。
キウイもまだまだ下がりそう。この6月、サプライズ利下げを実施、
キウイ絡みの通貨はその驚きから急落を強いられていますが、
なんとGSがこの後7月9月12月と0.25%づつ3回利下げすると予想を出し
キウイ下落がここからの本命になるかも?!
と元GSの志摩力男さんが最近スタートされた有料メルマガで書かれています。
ということで、キウイショートもここから面白そうです。
戻り売り目線で戻り待ち。
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