2015年6月7日日曜日


雇用統計の数字は、驚きのポジティブサプライズ!!

5月NFP非農業部門雇用者数は予想が+22.3万のところ +28万人!!

寒波や港湾ストの影響とはいえ+8.5万人と衝撃の弱さをみせた
3月分の数字が+11.9万人に上方修正されたこともあって、
ドルが吹き上がりました。

賃金上昇ペースも想定を上回りました。
前年比ベースでは+2.3%と2013年8月以来の高水準。

文句なしの数字です。

これで年内利上げは確実…
しかし前日に何故IMFが利上げを来年にしろ、って
報告書を出したのか理解に苦しみますね。

IMFの懸念は雇用の数字からは見えてこない、
何かほかのリスクを指すのでしょう。

おそらく、そのリスクが、今年FRBが利上げに踏み切れば
それがきっかけとなって表面化する、といった類のもの。
市場は利上げ時期を模索して動いていますが、
米国の出口もそう簡単ではないんだと思います。
その時は、リスク資産が叩き売られる顛末となるでしょうから、
利上げはやはり、今年の一大イベント。
その時は株もドル円も売る、という心の準備はしておきます(笑)

いろいろ読み漁っていると、シティバンクの株価が一向に
リーマン後の安値から回復していないことろにその謎の答えが
ありそうですが、何が隠されているのかは難しくて
よくわからないわ(^^;

しかし、その一抹の不安をパーッと
吹き飛ばすイベントとなった雇用統計。
足元では急速に楽観が拡大すると思われます。

米雇用統計:識者はこうみる
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPKBN0OM06G20150606

ドル円は125.84円まで上昇です。
ユーロドルは1.1065ドルまで急落。

ユーロ円は、、、、139.02円!意外に下げ渋ってます。

ドル高で、ユーロドルのユーロ下落には足を引っ張られますが、
ドル円のドル上昇にサポートされて、下げ渋り。
今回の高値が141.04円ですので、高値からは2円も下げているのですが、
しかし、まだトレンドが崩れた、というムードじゃない気が。

ユーロ円ロング、ドル円ロングは持ったままです。
ドル円はこの上昇で利益が増え、ユーロ円は利益を削る展開。
週明け、ユーロ円が再浮上する気がしてます。。。

というのも、これだけのいい数字がでたのですが、
ユーロドルの下落、最初の1時間ちょっとだけで意外に続かず、
下げ止まっていた印象よね。
ギリシャ問題もはらんでいる割には底堅いんです。

週明けからマーケットが再びNY市場に戻ってくるまでの一巡、
東京~ロンドン市場では、この流れを引き継いで
ドル高が進むとは思われますが、意外に一巡して
投げが出きったら、再びユーロが上がりだすんじゃないかなぁ…

時期的に6月が欧米勢の中間決算ということも
まだ意識しておいた方がいいと思います。
さすがに雇用統計までの最初の1週間で、決算に向けたポジション整理が
完了してしまっているとは思えません。

中旬すぎまでは、積みあがったユーロショートの買戻しが
続く、と考えるならば、ユーロドルは今回の下落はチャンス、
ちょっと拾ってみるのも面白いと思うんだけどどうかな?

週明け、東京時間にもう一段下がったら
ユーロドルを買ってみようかと思案中です。

ユーロドルが上がると仮定するなら、、、ユーロ円もまだ上がる、と
思うのでロング継続。ドル円が大崩れしないなら、その可能性を
大きく秘めていると思うのですが、どうかなー

ドル円は、やっぱり130円コースなんでしょうか。
やはりレンジブレイク後の勢いはすさまじいですね。
初動で乗っていなかったことを猛省しつつ、
この流れが急変しないかどうかに気を付けながら
後追いポジションを育ててみようと思います。

この先のリスクは、もう飽きてきたギリシャと中国。
今週ということではないと思いますが、
ボラを作るニュースはいつ飛び出すかわかりません。

今週気にしておきたいイベント、指標は

8日(月)
日本GDP改定(第1四半期)
日本国際収支(4月)
G7主要国首脳会議(G7サミット)
安倍首相、G7サミット後記者会見

9日(火)
中国消費者物価指数・生産者物価指数(4月)

11日(木)
NZ中銀政策金利
オーストラリア雇用統計(5月)
中国小売売上高・鉱工業生産(5月)
米小売売上高(5月)

12日(金)
米生産者物価指数(5月)
米ミシガン大学消費者信頼感・速報(6月)


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