2015年6月5日金曜日


なーんか今夜はダウが下がってるなぁ。。。。

現在ダウ平均は132ドル安17943ドル。
しかし、日経平均先物は30円安の20470円。

意外に日本株が底堅いです。
ドル円がNY時間にぐいーんと上がってきたからでしょうか。
東京、ロンドン時間で123.80円台まで下落していたドル円相場、
今124.60円まで上昇しています。

ドル高円安、日本株しっかり。

しかし今夜は、ドル高(ユーロ巻き返し一服)
米株安、金安、原油安、、、なんですね。

ドル高なので
(そうはいっても、ユーロ高が止まってちょっと落ち着いただけですが)
金安、原油安はなんとなくわかるんだけど、なんで今夜株が安いのか?
これが謎なんですよね。やはり欧米勢の中間決算に絡むポジション整理?
米株の利食いが入っているということでしょうか。

というのも、今夜はこのネタが話題なの。

IMF国際通貨基金の報告で

「FOMCは来年前半まで利上げを先送りすべき」
「ドルはやや過大評価、米国の成長と雇用を抑制」
「今年の米成長見通しを従来の+3.1%から+2.5%に引き下げ」

などの内容が確認されました。

ちょっとまって?!
利上げは来年にしろって??

これ、株高要因じゃないの?
それと、ドル安要因でもあるわね。

なのに、今夜はその逆を行ってるのよねぇ、ワカラン。

前週分の新規失業保険申請件数が27万6000件と
予想の27万8000件程度より若干強い結果になったから?
そんなことでダウが100ドル超も落ちませんよね。

解説には、、、
欧州の国債市場でドイツの長期金利が急上昇し、一時1%に迫る場面も。
不安定感の増す欧州金利の動向を警戒した投資家が
運用リスクを回避する動きを強め欧州株の売りにつながったことが
米国株にも波及した、、、、

とありますが、日経先物には波及してないの?
確かに欧州株は安かったですが、IMF報告は材料視せずに
米株が下げているってのは、やっぱりなにかポジション調整的な
値動きのような気がしますね。

米株はかなり神経質な値動きでトレンドレス。
トレードは短期での逆張りを繰り返す他ないのですが、
こんなやりにくい市場にいるより、日本株市場のほうが
わかりやすいってこともあるかもしれません。

今日の日経平均は後場に入り中国・上海指数の急落を受けて
大引け間際までマイナス圏で推移していたのですが、
なんと、力技でプラス圏に浮上。

今日下落すると、今年初の3日続落だったんですって。
今年って3日続落ないんだ。。。。それにも驚きですが、

今年の記録を更新することなく、結果上昇して終わった日経平均。
下げない相場展開が継続しています。


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FOMCに対して利上げを来年にしろ、っていうIMF報告にもびっくりですが、
今日は、そんなネタが他に2つも。

★一つはビル・グロス。旧債券王ね。

ツイッターで、独国債のショートが今「起きている」とコメント。
「次に来るのは中国の深セン総合指数だが、まだそのときではない」

ついこの間、生涯最大のドイツ国債の売りチャンス!と発言し、
その時から、ドイツ国債が売られ始めて、利回りが急騰、
これが現在のユーロ高にもつながっているのですが、
見事なタイミングで発言したことで、そのカリスマ性を改めて示した
ところでしたが、今度は中国株に最大の売り場がやってると?

「まだその時ではない」って言い方はちょっとずるいけど。
それなら俺にも言える、って人、たくさんいるでしょう(笑)

深セン総合指数は今年2倍以上に値上がり中。PERは74.5倍
ちなみにS&P500種株価指数は18.7倍程度。

この発言をうけて今日の上海株が急落したとの指摘も。
それで日経平均も急落したのですが、安値は誰かが拾ってますね。

★そしてドラギ総裁。

「市場はボラティリティ上昇局面に慣れるべき」
「ボラティリティに応じて金融政策スタンスを変更する計画はない」

などと述べたようです。
これ、これまでの債券市場がパンパンに買われて低金利に張り付き、
動かなかった相場に慣れた投資家に向けた皮肉でしょうか。
債券バブルがはじけて金利が急騰し始めると(特にドイツ)
為替市場でもユーロが動き、連れて株も動く。
そういう急変動が起こり始めているけれど、そんなの知らないよ。
それにいちいち反応して追加緩和なんかしないからね。
ってことよね。

この発言を受けて欧州の金利が急騰しユーロが一段高。
債券利回りが急騰しユーロ高となっても、
追加緩和を期待するな、ってことだけど、、、。

おかげでユーロが上がったので、私のユーロ円ロングは
いい調子ではありますが。。。
141円台まで上昇したので、利食おうかと悩みましたが、
もう少し粘ってみることに。

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イングランド銀行(英中央銀行)は、政策金利を0.5%に据え置き。

資産買い入れ枠も3750億ポンドに据え置き。

声明も発表せず。

ポンド円191円台まで上昇中です。
ポンド円も持ち続ければよかったかなぁ。。。

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豪ドル円ロングは撤退です。
今日4月貿易収支が発表されたんだけど
38億8800万豪ドルの赤字(予想22億5000万豪ドルの赤字)
予想より赤字幅が大きかったですね・・・。

4月豪小売売上高は前月比横ばい。
市場予想は0.4%増ですので予想を下回っています。

ということで、豪ドルは行って来いの展開になりそうな。。。

やっぱオセアニア弱いわ。
しばらく手を出すのをやめよう。

ということで、最近のポジションはユーロ円、ドル円ロングのみ。

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