2015年7月5日日曜日

ギリシャ国民投票は明日6日月曜にならなければ結果が出ません。

YESと出るかNOと出るかでマーケットの反応は違うのでしょうか。
今予想しても仕方がないので、無駄な努力は止めといて。。。

明日以降どう動こうか、というトレードアイディアだけ
まとめておこうかと思います。

①ユーロが急伸することがあれば、、、
 ユーロ円137.50円で売り指値注文を置く。
 

②ユーロが下落する可能性にかけて
 135.90円で逆指値売り注文を置く。

ユーロ円は、明日の反応がどちらにしても売ってみようと。

理由① ドル円が短期的に下落トレンド入り。少なくとも前回安値
    121.90円くらいまで下げる可能性あり。ということで、
    クロス円もドル円下落に連れる可能性。

理由② 落ち着きを取り戻せばユーロはECBの金融政策に沿って下落すると考える。
    ユーロ上昇はECBの意に反する事態。ユーロ高の方が異常事態。
    
ギリシャが抜ければユーロが上がるのではないか、
という見方も広がっています。

では何故、ユーロが上がるのでしょう?
悪材料出尽くし、、、でしょうか。

悪い材料が出尽くした場合、買われるというロジックが正しいでしょうか。
だって、ECBが望む政策の方向は「ユーロ安」です。

材料が出尽くして平常運転に戻るならユーロ売りなんですよね。

6月末が欧米企業の中間決算というカレンダー的な季節要因があったことと、
6月末がギリシャ支援の期限だったことで、
6月中は、これまで長らくECB政策トレードで売りこまれてきたほーとポジションが
買い戻され、レパトリエーションされたことで、ユーロが上がったんだと
考えれば、それが終了したならば、ユーロは再び下がるはず。


と思うんだけれど、、、

逆にユーロが上がるケース。

ギリシャだけでなく中国リスクなども嫌気して
世界の株式市場がとんでもない調整を強いられた場合。

リスクオフが世界を覆えば、通常の相場ではなくなるため、
ECB政策トレードでユーロ売り、という通常のトレードではなく、
これまで売っていたユーロの買戻しがさらに入る、、、。

そこまで、酷い相場にはならないと思うのですが、
ギリシャを巡る問題はEU存続、ひいてはユーロ存続の問題へと
波及するリスクも孕んでいるため、過度な楽観は禁物だとも思っています。

今年はヨーロッパの選挙が多く、EU離脱を掲げる野党勢力が
力を増すとますますEUの結束低下のリスクが…

・ポーランド 10月
・スイス   10月18日
・スペイン  12月20日より前(極左政党:ポデモスの台頭が懸念)

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それはそうと、中国株式市場バブルがはじけてしまったようです。

「週明け6日午前11時までに資金を投入せよ」。
中国の証券当局である証券監督管理委員会は4日、大手証券21社に対して、上場投資信託(ETF)への総額1200億元(約2兆4千億円)の投資を週明けすぐに実行に移すよう求めた。中国メディアが報じた。

中国、株安歯止めへ総力 市場への集中投資を指示
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM04H78_U5A700C1FF8000/

とうとう、民間企業にもPKO協力要請(命令?)です。
明日6日、中国株式市場には2兆4000億えんもの資金が流入します。
すさまじい買い支え策発動ですが、、、
これで、株価がサポートされるかって?

Twitterでこんなつぶやきが。

上海/深セン株式市場の浮動株3兆ドル、一日の売買高2千億ドル相当に対して、証券会社買支え奉加帳190億ドルでは焼け石に水の悲観論
Cafe_Forex(テムズ川の流れ)さん @UponTheThames

( ゚Д゚)ハリャリャ

3日金曜、上海株は引けにかけてぴょこんと反発の兆しを見せて終わったのですが、
それは、おそらく中国政府系金融持ち株会社の買い。

中国政府系の金融持ち株会社、投信買い入れ 株価維持へ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM05H25_V00C15A7FF2000/

株式市場で上場投資信託(ETF)を買い入れたと発表、
「今後も市場操作を継続する」

但し、その規模は記事では明かでないので、今度どの程度の資金が
株式市場に流入してくるか不明。

さあ、官民総出で株価を買い支えに来ます。
どこまで上げることが出きるでしょうか。
いえ、下げ止ることが可能でしょうか。

先週末6月27日、昨年11月以降で4度目の
利下げしたばかりでこのありさまです。

利下げも効果薄… バブル相場崩壊の警戒強まる中国株
http://www.sankei.com/world/news/150703/wor1507030054-n1.html


中国も「ポストバブル」の世界へようこそ
http://www.nikkei.com/markets/column/globaloutlook.aspx?g=DGXMZO8870200030062015000000&df=2


今週は、ギリシャに中国、、、外部要因に振り回されそうです。
株やドル円は意外に調整深くなる局面か?

原油相場もレンジを下方ブレイクしてきており、
リスクオフのムードが濃厚となってきています。

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